アクアリウム

海水水槽立ち上げで実際に使った機材一覧

今回、海水水槽(いわゆるマリンアクアリウム)を始めることにしました。

釣りに行ける頻度はどう頑張っても月3~4回が限界で、他にも趣味を探したいと思って行き着きました。

アクアリウムは子どもの頃に金魚を飼っていたぐらいなので、ほぼ完全に初心者。

そんな私がどのような機材で海水水槽を立ち上げたのか、今回ご紹介します。

立ち上げた水槽

今回ご紹介する機材で導入できた水槽がこちら。

水槽の写真難しい(笑)

生体はカクレクマノミ2匹(ノーマル、ブラックオセラリス)、ハタタテハゼ1匹、スターポリプ、マメスナギンチャク、カンムリハナサンゴ、シッタカ貝1匹、マガキ貝1匹。

今後は魚は増やさず、サンゴを中心に追加していきたいと考えています。

飼育機材

水槽スペックと言うべきでしょうか。私は以下の機材を購入しました。

  1. 水槽
  2. 濾過器
  3. 濾材
  4. サーフェススキマー、フレキシブル排水口
  5. ヒーター
  6. ライト(照明)
  7. 水槽台
  8. 水温計
  9. 餌拡散防止リング

水槽

チャームのプライベートブランド、アクロから発売されている30cmキューブのスーパークリアを選びました。

水槽はリセットしないと交換できないため、良いものを選ぼうと思って他メーカーより高価なこの水槽を選択しましたが、アクアリウム初心者ではそれほど違いがわかりませんね。(笑)

コトブキやGEXなど、大手の一般的な水槽で良かったかな、と今では思っています。

濾過器

エーハイム500を選択しました。

選択理由は水槽サイズより1ランク大きいフィルターを選択することが良いという情報がネットにあったのと、実際に30cmキューブで利用しているYouTube、SNSが多かったからです。

エーハイム500と2213で500を選んだのは濾材が500の方が多く入るから。静音性は2213の方が優れているとのことでしたが、500でも十分静かで、リビングに置いていますが水槽の音は気になりません。

外掛け式フィルターも考えましたが、外部フィルターを使用すれば水流ポンプなしで水流を作ることができると思い、選択しました。

オーバーフロー水槽は予算的に今回は見送りました。

濾材

濾材は牡蠣殻とバイコムバフィーを使用しています。

牡蠣殻はpHの低下を防ぐ(海水魚は一般的に弱アルカリ性を好む)働きを持ち、バイコムバフィーにバクテリアを定着させます。

牡蠣殻ではなく、サンゴを使用しても良いようです。

サーフェススキマー

外部フィルターで運用していると水面に油膜が生じるとのことなので、サーフェススキマーを購入しました。

外部フィルターの吸水口に取り付けるだけで、油膜が取れるということで、「なんて便利な商品なんだ!」と思いましたが、取り付け方や浮力の設定方法が説明書に記載なく、最初かなり戸惑いました。(笑)

そして結構目立ちます。

こちらのような透明のものの方が目立たなくて良いかもしれません。

フレキシブル排水口

最初はつけていませんでした。

しかし、排水口の向きを調整するのが意外と難しく、水流が底床のサンゴ砂を掘ってしまい、白点病などの原因にもなりかねないため追加しました。

水流調整が容易になっただけでなく、吸水パイプと排水パイプを並行にして水槽に設置できるため、見た目も非常にすっきりします。

とてもおすすめの商品です。

ヒーター

GEXのヒートナビ120にしました。ヒーターも水槽サイズより少し大きめのものを選ぶと良いそうです。1~2年で買い替えるのでアクアリウムを始める時は吟味しなくても良いかもしれません。

私も今後、アクアリウムを続けていく上で製品を比較していきたいと思います。

ライト(照明)

海水水槽におけるライト選択は非常に重要です。

まず、最初に海水魚メインの水槽にするのか、サンゴもある程度やっていきたいのかを決めておく必要があります。

私の場合は、海水魚水槽を立ち上げようと思って安いライトを購入したのですが、調べていくうちにサンゴも本格的にやりたい!と思うようになり、リーフナノ2を購入し直すことにしました。

ライトは海水魚水槽でも最初から24~30W程度でサンゴ(ソフトコーラル〜LPS)対応のものを購入しておくことをおすすめします。

海水水槽について調べているとサンゴに関する記述が多く、段々サンゴ育成に興味が湧いてきてしまうんです。

こちらのリーフナノ2は2万円ほどしますが、サンゴ育成もできるし、水槽内をきれいに照らしてくれるためとてもおすすめです。

水槽台

これは何でも良いです。デザイン的に自分の好みのものを選びましょう。

注意点は水槽台として販売されているものの中から選ぶことです。

普通の家具や靴箱の上に置くのは厳禁です。水槽の傾きによって水漏れが発生するリスクとなります。

私が選んだのはJUNのステージアです。木目調が気に入って購入しました。

水温計

水温計はその名の通り、水温を計測するために設置しています。

ヒーターのサーモセンサーの方で見ると水温は27℃程度ですが、水温計では29~30℃を示しています。

水槽内で水温の差が生じているのか気になりますが、現状問題なく飼育できています。

餌拡散防止リング

これは水槽立ち上げ当初は設置していませんでした。

しかし、餌をやるとそのままサーフェススキマーによって食べられることなく濾過器行きになってしまうことが頻発してしまいました。

そのため、現在では餌拡散防止リングを使用しています。

メンテナンス用品

水槽を維持、管理していく上で使用するメンテナンス用品です。水換え時に使用するものがほとんどですね。

  1. バケツ
  2. メラミンスポンジ
  3. 水換え用ホース
  4. 比重計
  5. スポイト

バケツ

100円均一で購入しました。1つは注ぎ口のあるバケツを購入したのですが、それだと何リットル水が入っているのかわからず、海水の素やカルキ抜きをどれぐらい入れたら良いかわかりません。

メモリ付きのバケツ(これも100均で購入)を追加購入しました。

バケツは2つあった方が、あらかじめ海水を作っておいてから水槽内の水を排出できるため便利です。2つ購入しましょう。

メラミンスポンジ、スクレーパー

ガラスの苔取りに使用します。

この記事を執筆している時点で水槽立ち上げから1ヶ月ですが、メラミンスポンジでは取れない硬い苔が生え始めました。

そろそろスクレーパーも追加で購入しなければならなさそうです。

水換え用ホース

最初はエーハイム500設置時に残ったホースで水換えをしようとしましたが、短くて不便だったため、プロホースを購入しました。

圧倒的に便利です。

30cmキューブ水槽ですが、Mサイズを購入しました。

大きすぎて水換えしにくいということはありません。Mサイズがおすすめです。

比重系

海水を作るのに必須です。

スポイト

ハタタテハゼを導入したところ、ライブロックと底床のスキマから出てこなくなってしまいました。

今考えれば放っておけば良かったのですが、導入当時はとても心配だったため、スキマの入り口にスポイトで餌を届けていました。

餌やり、ゴミ拾いに使えるこちらのスポイトがおすすめです。

消耗品

水槽を維持、管理していく上で必要となる消耗品です。

  1. 海水の素
  2. カルキ抜き
  3. 海水魚の餌

海水の素

何もわからず、SPSの色揚げ用ソルトを購入してしまいました。(笑)

SPS飼育用、それも色揚げ用だと栄養を多く含んでいるため、苔の原因にもなるそうです。

これから立ち上げる方は一般的な海水の素を使用するようにしてください。

カルキ抜き

何でも良いと思います。

私は液体タイプを使用しています。

海水魚の餌

カクレクマノミとハタタテハゼを購入したショップで一緒に購入しました。

SNSやYouTubeでもよく登場する、広く使われている餌です。

水槽内(生体、レイアウト)

  1. 海水魚(カクレクマノミ2、ハタタテハゼ1)
  2. サンゴ:スターポリプ、マメスナギンチャク、カンムリハナサンゴ
  3. ライブロック
  4. ライブサンド

海水魚

カクレクマノミ、ハタタテハゼは直接ショップで購入しました。

その後、2匹では寂しいと感じてブラックオセラリス(カクレクマノミの品種改良)を1匹追加。現在は計3匹を飼育しています。

あとからいれたブラックオセラリスはチャームで購入しましたが、先に導入したカクレクマノミに威嚇されています。

時間経過とともに改善すると良いのですが。

サンゴ

スターポリプとマメスナギンチャクをまず導入し、問題なく飼育できることを1週間ほど確認してからカンムリハナサンゴを導入しました。

すべてチャームで購入しています。

ライブロック

チャームで購入しました。

水槽内の水分量の10%程度のライブロックを入れることが多いようです。30cmキューブ水槽の場合は3kg程度ですね。

ライブロックもチャームで購入したのですが、どれぐらい届くか、レイアウトがうまく組めるかわからなかったためとりあえず1kgで導入して、そのまま1kgのままです。

少しずつライブロックを追加していこうと考えています。

立ち上げ時からもう少し多くても良かったと思います。2kgぐらい?

ライブサンド

ライブサンドもチャームで購入しました。

こちらはライブロックと違って多く買いすぎました。(笑)

3kg購入したのですが、2kgで十分でしたね。ばくとサンドを使用しました。

まとめ

以上が私の人生初の海水水槽立ち上げに必要となった機材となります。

まだ立ち上げから1ヶ月ほどしか経過していませんが、一応上記の設備で飼育できています。

金額と合わせてまとめると、

飼育機材 ¥67,200

  1. 水槽 ¥6,600
  2. 濾過器 ¥8,500
  3. 濾材 ¥1,700
  4. サーフェススキマー、フレキシブル排水口 ¥1,700 ¥600
  5. ヒーター ¥3,000
  6. ライト(照明) ¥20,600
  7. 水槽台 ¥24,000
  8. 水温計 ¥200
  9. 餌拡散防止リング ¥300

メンテナンス用品 ¥3,900

  1. バケツ ¥200
  2. メラミンスポンジ ¥100
  3. 水換え用ホース ¥1,000
  4. 比重計 ¥1,300
  5. スポイト ¥1,300

消耗品 ¥6,300

  1. 海水の素 ¥4,500
  2. カルキ抜き ¥800
  3. 海水魚の餌 ¥1,000

水槽内 ¥16,000

  1. 海水魚 ¥6,500
  2. サンゴ ¥4,400
  3. ライブロック ¥3,300
  4. ライブサンド ¥1,800

計 ¥93,400

結構かかってます。

これに加えて、最初に買った安めのライトも¥5,000ほどしています。

こうして振り返ると、オールインワン水槽のシェル2を買っても良かったですね。

水槽、リーフナノ2、プロテインスキマー、キャビネットがセットで¥70,000しないぐらいです。

今回の私の海水水槽立ち上げはシェル2で始めてみても導入費用の総額は変わらないでしょう。こっちにしておけば良かったか。(笑)

何か始める時はどうしても手探りになってしまうし、それが楽しいところでもあるので、その点については良しとします。

いかがですか?これから海水水槽を始める方はぜひ本記事を参考にしていただければと思います。

海水水槽、楽しいですよ。ぜひ始めてみてください。

ABOUT ME
たぬき
釣りが趣味のアラサーです。外房ヒラマサ、サーフ、湾奥シーバス、芦ノ湖のレイクジギングなどなど。好きな言葉は「コスパ最強」。2級小型船舶免許、PADI AOW持ってます^^ twitterもやってます。ぜひフォローしてください^^