退職の気配
退職の気配がする。
開業医の勘というやつである。
「外れるといいですね。」と言われることが多いが、そういうものでもない。今の職場に思いがないのに、ずるずる働き続けられることの方が悪なこともある。職員が長く働き続けられる職場がベストというわけではないのだ。
流れのある職場
ある程度の期間を経て、次の職場へ巣立っていく。そして、また新しい人材が入る。こうして中に勤めるスタッフが滞ることなくゆったりと入れ替わっていく。入れ替わっていく中で徐々に人材の質が上がり、組織全体が成長していく(あるいは組織が成長するからそれに合わせて質の高い人材が流入する)。
こんな職場がベストだと思う。釣りもベタ凪で流れのない時はあまり良くない。多少風があって船が流れたり、潮がきいている時の方が釣れるだろう。もちろん、潮がききすぎると釣りにならないのと同じように、スタッフの入れ替わりが激しすぎるのもよろしくない。
この流れに合わせて、いかにスムーズに新しい人材を流入させることができるかが最も大事なのである。
打てる手が多くない
ところが、経営者に打てる手はあまり多くない。そろそろやめそうだな、と思ってから動くとしても、求人媒体の業者に広告費を支払い、人材をより多く流入させてもらうことぐらいしかできない。
普段から流入を増やしていこうと努力する場合はもう少しだけ手が増える。クリニックホームページで求人について記載したり、自分のクリニック専用の採用サイトを作成したり、SNSをがんばってみたり。
今の所、採用に効果を実感できているのは採用サイトと求人媒体に広告費を支払うことぐらいである。採用サイトは特に気に入っていて、優秀な人材は採用サイトから応募してくるし、実際に雇用に結びついたのは最近はほとんど採用サイト経由だ。
SNSについてはアカウント始動開始前からペルソナ設定をしっかり行わないとフォロワー数が増えても効果がでない。
これから
果たして、予想はどうなるか。
おそらく、退職がちらついているのは間違いないと思われる。あとは本人が実行に移すかどうかだが、年齢的なこともあり、次の職場が見つかるのに時間がかかってしまうかもしれない。若年層であれば次の転職先も決まりやすく、このような心配は無用だ。
人事労務の課題は続く。
