医療法人化
医療法人化について、これから悩む人もいるだろう。
また、私もたまになんで法人化したんだっけ、と思うことがあるので(笑)、一応ここになんで法人化したのかを記載しておきたいと思う。
私が法人化した理由は・・・健康リスクだ。
私も人間なので、いつ死ぬかわからない。そんな時、親族の医師を法人にいれておけば、ひとまず私のクリニックは存続させられる。まだ子どもも巣立つまで時間がかかる。それまでなんとか自分のクリニックを存続させられれば子育ての一助となるのではないか、という考えだ。個人開業だと一度廃院して、新規開設しなければならない。一時的に診療報酬も受け取れなくなる。
あとは他に、家族に役員報酬としてを出したい、というのもある。
法人化の一つの理由として最も多いのは分院展開ではないだろうか。あいにく、私には今のところ分院展開の野望はない。面倒臭いじゃん。
法人化のメリットとして、節税的なものはほぼ、ない。内部留保として法人内にお金を残す場合はその年の節税はできる。しかし法人内のお金は自由に使うことができない。最終的には税金を支払って自分の手元にうつすこととなる。
M&Aについては正直よくわかっていない。医療法人を購入する人間はベーシックには医師か歯科医師。内部留保が数億に及ぶ医療法人を購入するような医師や歯科医師はまずいないだろう。そんなキャッシュは医師免許があっても借りられないし、もし手元にあったら医療法人をわざわざ購入する必要がない。
M&Aについては他にも色々とスキームがあるらしい。私もまだ知らないところではあるが。
将来的にM&Aするというのは、分院展開よりはありかな。1つのクリニックの医療法人をM&Aしたいと思ってくれるかは謎だが。ただ、近年は都市部の開業規制がすすみつつあるので、今後都市部に医療期間を有する医療法人の価値は上がる可能性があるのではないかと踏んでいる。宝くじぐらいの確率だろうが。
他のメリットとしては社用車の利用などもある。が、車を買いたいなら個人事業主でも買える。退職金で税制メリット、というが早めに個人に高い税率でうつしてインデックスファンドなどに入れておけば誤差になる程度の税率差だろう。むしろインデックスファンドの方が優秀な可能性すらある。
デメリットは手続きが煩雑になり、経費も増える。スタッフの社会保険加入は必須になる、などかな?
一般社団法人も一つの選択肢にはなりうるが、税率が不利なので保険診療には向かないと思う。子どもに継がせる場合は、医師免許か歯科医師免許がなくても法人格を継ぐことができるのでそれはメリット。でも子どもが継ぎたいのかというと謎だし、子どもには自分の人生を歩んでほしい。私も親とはまったく関係ない職業を選んでいる。自分で選んだ方が納得感ある人生を送れるだろう。
開業医の法人化するしないは迷うよね。私も迷った。迷ったら、最悪ケースを思い浮かべると良いといつも思っている。
法人化して、大失敗だったと思ってもクリニックの業績が順調なら破綻はしない。だから法人化してみても良いんじゃね?
結局この感覚で最終的には法人化を決意した。正直なところ、金銭的なメリットはほぼない。理事長を語れる、ぐらいかな笑
