競合出現
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開業医じゃないとあまり意識しないかもしれないが、開業医にも競合という概念が存在する。他の業界と同じだ。結局、近隣の開業医に患者さんが全員行ってしまえばうちに受診する人は減るわけで、診療報酬という売り上げが減り、最終的には潰れる可能性ももちろんある。
さて、最近、私のクリニックの近くに新しい競合クリニックができるという噂を聞いた。開業医仲間からの情報。あまり確かな情報ではないらしいのだが、問題はその新しくできる競合クリニックはすでに他の地域でいくつもクリニックを運営している医療法人の分院。
本当にうちのクリニック近くにできたらおそらく多くの患者さんが流れるだろう。
非常に残念なことなのだが、開業医において診療能力というのは実はあまり意味がない。素晴らしい診療能力をもって、的確に診断し、適切な治療を提供できたとしても、巨大な資本を有する、強い医療法人の運営するクリニックに勝ち目がない。
さて、そんな話を聞いて、私は絶望した。
それと同時に、生き残る術を全力で探した。やれることは全部やって、それでダメなら仕方がない。絶望した後に気がついたのは、慢心していたんだなということ。心のどこかで、このままのほほんと開業医人生を謳歌して、FIREして悠々自適に釣りだけして生活したり、人生を終えるまで爺医としてずるずる医者をやったりできるんだと思っていた。
今回の競合出現は非常にショッキングではあるものの、自分の人生にとっては良い機会だったのかもしれない。これをきっかけに、次のステップにクリニックを発展させられる気がしている。
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