【2026年】SLJロッド比較|シマノ・ダイワ9シリーズを価格帯別に
SLJ(スーパーライトジギング)は、細いPEラインと軽いメタルジグで、イサキ・マダイ・根魚・青物などを狙う船のルアー釣りです。ロッドはシマノ・ダイワだけでも1万円台から8万円台まであり、「番手の記号が読めない」「スピニングとベイトのどっちか分からない」と迷いやすいジャンルです。
この記事では、シマノ4シリーズ・ダイワ5シリーズの計9シリーズを、メーカー公式の仕様表から価格帯別に整理し、各シリーズの「オールラウンド番手」を横並びで比べます。
SLJロッドはどのシリーズがある?価格帯別の一覧
2026年10月時点で、シマノ・ダイワの公式サイトのSLJカテゴリ、またはシリーズ名に「SLJ」が付いて掲載されているロッドは次の9シリーズです。価格は番手で少し変わるため、幅で示しています。
| シリーズ | メーカー | メーカー希望本体価格(税別) | 番手数 | 公式の説明の要点 |
|---|---|---|---|---|
| ソルティーアドバンス オフショアモデル(スーパーライトジギング S66UL) | シマノ | 14,400円 | 1(SLJ用) | エントリー向けのオフショアシリーズ。SLJ用はスピニング1本 |
| アウトレイジ XV SLJ | ダイワ | 18,000円 | 5 | PE 0.8〜1.0号以下で30〜80g前後のジグに対応する王道モデル |
| アウトレイジ BR SLJ | ダイワ | 28,500〜29,400円 | 6 | メガトップ(ダイワのカーボンソリッド穂先)搭載モデルが中心。仕舞寸法100〜109cm |
| グラップラー タイプ SLJ | シマノ | 32,000円 | 3 | LJ(ライトジギング)モデルより繊細なSLJに特化 |
| アウトレイジ SLJ | ダイワ | 40,500〜42,100円 | 8 | メタルトップ(金属穂先)モデル、TGモデル、キャスティング用7.1ftまで |
| オシアジガー SLJ | シマノ | 50,800〜55,300円 | 5 | チューブラーのスタンダードと、「曲げて獲る」フルソリッド(/FS)の2系統 |
| ソルティガ SLJ | ダイワ | 51,000〜54,000円 | 7 | 1本竿(継ぎなし)。SMT(金属穂先)とTG(しなやかな調子) |
| オシアジガー リミテッド SLJ | シマノ | 74,000〜75,200円 | 4 | シマノのSLJロッドの最上位。カーボンモノコックグリップ |
| ソルティガ SLJ EX | ダイワ | 78,000〜85,000円 | 5 | 1本竿。SMTモデルとフルソリッドのTGモデル |
出典:シマノ ソルティーアドバンス オフショアモデル、シマノ グラップラー タイプ SLJ、シマノ オシアジガー SLJ、シマノ オシアジガー リミテッド SLJ、ダイワ アウトレイジ XV SLJ、ダイワ アウトレイジ BR SLJ、ダイワ アウトレイジ SLJ、ダイワ ソルティガ SLJ、ダイワ ソルティガ SLJ EX
最初の1本はどの番手?オールラウンド番手を横並びで比較
結論から言うと、全長1.9m前後のスピニングで、ジグ15〜80g(シリーズによっては20〜100g)に対応する番手が最初の1本の基準です。ダイワはアウトレイジ SLJ 64MLS-MTを「15〜80gのジグに対応」「ターゲットや水深、エリアを問わず」使えるオールラウンドモデル、アウトレイジ BR SLJ 63MLS-Sを「エリアや水深、対象魚を選ばないオールラウンドモデル」と説明しています。
各シリーズで、これに近いスピニングの番手を並べたのが下の表です。
| シリーズ・番手 | 全長 | 継数・仕舞寸法 | 自重 | ジグ重量 | 適合PE | 価格(税別) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| シマノ ソルティーアドバンス S66UL | 1.98m | 2本・159.3cm | 98g | MAX 80g | MAX 1.2号 | 14,400円 |
| ダイワ アウトレイジ XV SLJ 63MLS-S | 1.91m | 2本・100cm | 102g | 15〜80g | 0.4〜1.0号 | 18,000円 |
| ダイワ アウトレイジ BR SLJ 63MLS-S | 1.91m | 2本・101cm | 90g | 15〜80g | 0.4〜1.0号 | 28,800円 |
| シマノ グラップラー タイプ SLJ S66-0 | 1.98m | 2本(グリップジョイント)・155.7cm | 113g | 20〜100g | MAX 1.2号 | 32,000円 |
| ダイワ アウトレイジ SLJ 64MLS-MT | 1.93m | 2本・149cm | 94g | 15〜80g | 0.4〜1.0号 | 40,800円 |
| シマノ オシアジガー SLJ S63-0 | 1.91m | 2本(グリップジョイント)・148.5cm | 92g | 20〜100g | MAX 1.2号 | 50,800円 |
| ダイワ ソルティガ SLJ 64MLS-SMT | 1.93m | 1本・193cm | 81g | 15〜60g | 0.4〜1.0号 | 52,000円 |
| シマノ オシアジガー リミテッド SLJ S62-0 | 1.88m | 2本・144.5cm | 93g | 20〜100g | MAX 1.2号 | 74,000円 |
| ダイワ ソルティガ SLJ EX 64MLS-SMT | 1.93m | 1本・193cm | 85g | 15〜80g | 0.4〜1.0号 | 78,000円 |
出典:シマノ・ダイワ各製品ページのスペック表(2026年10月時点)
表から分かることは3つです。
- 2万円以下でも対応ジグ・ラインはほぼ同じ:ソルティーアドバンス S66UL・アウトレイジ XV SLJ 63MLS-Sも、80gまでのジグとPE1号前後に対応しています
- 価格が上がると軽くなる:オールラウンド番手の自重は、1〜3万円台で90〜113g、5万円以上で81〜93gです
- ダイワ ソルティガ SLJ・SLJ EXは1本竿:仕舞寸法が193cmあるため、車に積めるか・電車で運べるかを先に確認してください
自重はメーカーごとに測り方が同じとは限らないため、ブランクスの違いを見る目安として使ってください。
SLJロッドはスピニングとベイトのどっちがいい?
最初の1本はスピニングがおすすめです。投げて広く探る釣り方(キャスト)にも、真下に落とす釣り方にも対応でき、各シリーズの番手数もスピニングが中心です。
ベイトは、ダイワがアウトレイジ XV SLJのベイトモデルを「スローなアプローチやボトム攻略に最適」、ソルティガ SLJ 60MLB-SMTを「ボトム感知能力」「ドテラ流し(船を風で流しながら釣る方法)にも相性抜群」と説明しているように、底をとる釣りで強みがあります。タイラバをしている人なら、ベイトリールを流用しやすい点もメリットです(タイラバのタックルは タイラバリール比較 を参照)。
| ベイトモデル | 自重 | ジグ重量 | 価格(税別) |
|---|---|---|---|
| ダイワ アウトレイジ XV SLJ 63MLB-S | 104g | 15〜80g | 18,000円 |
| ダイワ アウトレイジ BR SLJ 63MLB-S | 110g | 15〜80g | 28,800円 |
| シマノ グラップラー タイプ SLJ B63-0 | 118g | 30〜100g | 32,000円 |
| ダイワ アウトレイジ SLJ 63MB-MT | 111g | 20〜100g | 41,100円 |
| シマノ オシアジガー SLJ B63-0 | 100g | 30〜100g | 50,800円 |
| ダイワ ソルティガ SLJ 60MLB-SMT | 95g | 15〜60g | 52,000円 |
| シマノ オシアジガー リミテッド SLJ B63-0 | 91g | 30〜100g | 74,000円 |
| ダイワ ソルティガ SLJ EX 62MB-SMT | 102g | 20〜100g | 79,000円 |
シマノのベイトモデルは対応ジグが30gからなので、30g未満の軽いジグを多く使う海域では、ダイワのML表記のベイトか、スピニングを選ぶほうが合わせやすくなります。
番手の記号(ML・M・SMT・TG・/FS)はどう読む?
- 数字(63・64など):ダイワは全長のフィート・インチです(63=6フィート3インチ)。シマノは S63-0 のように S(スピニング)・B(ベイト)のあとに長さが入ります
- L・ML・M(ダイワ):硬さです。ダイワの説明では、L=軽量ジグ・シャロー(浅場)、ML=オールラウンド、M=重めのジグ・ディープ(深場)・青物向き
- -0 と -00(シマノ):仕様表ではジグ重量が -0 は20〜100g、-00 は10〜80gで、-00 のほうが軽いジグ向きです
- SMT・MT(ダイワ):金属の穂先を搭載したモデル。繊細なアタリを取りやすい設計です
- TG(ダイワ)・/FS(シマノ):フルソリッドなど、全体がしなやかに曲がる調子のモデル。ダイワは「ブチ曲げファイト」、シマノは「曲げて獲る」と説明しています
出典:ダイワ ソルティガ SLJ、ダイワ アウトレイジ SLJ、シマノ オシアジガー SLJ
価格帯別のおすすめ
2万円以下:まずSLJを試したい人
シマノ ソルティーアドバンス オフショアモデル スーパーライトジギング S66UL(14,400円)と、ダイワ アウトレイジ XV SLJ(18,000円)です。ソルティーアドバンスはSLJ用がスピニング1本だけなので選ぶ手間がなく、アウトレイジ XV SLJはスピニング3本・ベイト2本から、使うジグの重さで選べます。
アウトレイジ XV SLJの仕舞寸法は100cmで、電車や小さな車でも運びやすい長さです。
出典:シマノ ソルティーアドバンス オフショアモデル、ダイワ アウトレイジ XV SLJ
3万円前後:軽さと穂先の性能を上げたい人
ダイワ アウトレイジ BR SLJ(28,500〜29,400円)と、シマノ グラップラー タイプ SLJ(32,000円)です。アウトレイジ BR SLJ 63MLS-Sは90gで、ダイワ アウトレイジ XV SLJ 63MLS-S(102g)より12g軽く、メガトップによる食い込みとバラシにくさをダイワは強みとしています。仕舞寸法も100〜109cmと短めです。
グラップラー タイプ SLJはスピニング2本・ベイト1本のシンプルな構成で、ジグ10〜80gの S66-00 と20〜100gの S66-0 から選べます。
出典:ダイワ アウトレイジ BR SLJ、シマノ グラップラー タイプ SLJ
4万円台:釣り方に合わせて番手を選びたい人
ダイワ アウトレイジ SLJ(40,500〜42,100円)は8番手と選択肢が多く、浅場用の60LS-MT、オールラウンドの64MLS-MT、深場・青物向けの66MS-MT、キャスティング用の71MS(7.1ft)、TGモデルまでそろっています。2本目以降で「この釣り方専用」の1本を探すときにも向いています。
5万円台:長く使える1本がほしい人
シマノ オシアジガー SLJ(50,800〜55,300円)と、ダイワ ソルティガ SLJ(51,000〜54,000円)です。オシアジガー SLJはチューブラーのスタンダードと、フルソリッドの /FS の2系統があり、ソルティガ SLJは1本竿でオールラウンド番手が81gと今回比べた中で最も軽い番手です。
ソルティガ SLJ 510LS-SMT(1.78m・73g・ジグ10〜45g)のように、イサキなど浅場で軽いジグを使う釣りに特化した番手もあります。
出典:シマノ オシアジガー SLJ、ダイワ ソルティガ SLJ
7万円以上:最上位モデル
シマノ オシアジガー リミテッド SLJ(74,000〜75,200円)と、ダイワ ソルティガ SLJ EX(78,000〜85,000円)です。シマノはオシアジガー リミテッド SLJを「シマノスーパーライトジギングロッドの頂点」と位置づけ、ジギングロッドで初めてカーボンモノコックグリップを採用しています。ソルティガ SLJ EXは1本竿で、SMTモデルとフルソリッドのTGモデルがあります。
出典:シマノ オシアジガー リミテッド SLJ、ダイワ ソルティガ SLJ EX
用途別:結局どれを選べばいい?
- いちばん安く始めたい:シマノ ソルティーアドバンス S66UL(14,400円)
- 2万円以下で番手を選びたい・持ち運びを短くしたい:ダイワ アウトレイジ XV SLJ 63MLS-S(18,000円、仕舞100cm)
- 迷ったら(3万円以内で軽く):ダイワ アウトレイジ BR SLJ 63MLS-S(28,800円、90g)
- 重めのジグ・青物が多い海域:ジグ20〜100g対応の番手(シマノ -0、ダイワ M表記)
- 浅場のイサキなど軽いジグ中心:シマノ -00 の番手、ダイワ LS の番手
- 長く使う1本:シマノ 24 オシアジガー SLJ S63-0(50,800円)かダイワ ソルティガ SLJ 64MLS-SMT(52,000円)
SLJロッドを買う前に確認することは?
- 船宿が使うジグの重さ:水深や潮の速さでジグの重さが変わります。乗る船宿の案内でジグの重さを確認し、ロッドのジグ重量の範囲に入る番手を選んでください
- 適合PEの上限:今回のシリーズは適合PEの上限が0.8〜1.2号です。それより太いラインを使う釣りは、ライトジギングロッドの領域になります
- 1本竿の長さ:ダイワ ソルティガ SLJ・SLJ EXは仕舞寸法178〜196cmです
- 価格は時点つき:この記事の価格は2026年10月時点のメーカー希望本体価格(税別)です。販売店の価格は異なります
まとめ
SLJロッドは、1.9m前後・スピニング・ジグ15〜80g(または20〜100g)対応のオールラウンド番手を基準にすると選びやすくなります。2万円以下ならシマノ ソルティーアドバンス S66ULかダイワ アウトレイジ XV SLJ、3万円前後ならダイワ アウトレイジ BR SLJかシマノ グラップラー タイプSLJ、長く使うならシマノ オシアジガー SLJかダイワ ソルティガ SLJが目安です。
番手の記号はメーカーで意味が違うので、最後は使うジグの重さとロッドのジグ重量の範囲を照らし合わせて決めてください。釣行の雰囲気は レンタルボートで東京湾SLJ も参考にどうぞ。
よくある質問(FAQ)
SLJロッドは何gのジグに対応していればいい?
最初の1本は15〜80g、または20〜100gに対応する番手が目安です。シマノ・ダイワの現行9シリーズのオールラウンド番手は、ほぼこの範囲に入っています。
SLJにタイラバロッドやライトゲームロッドは使える?
ジグの重さとPEの太さがロッドの対応範囲に入っていれば使えます。ただしメーカーはSLJ専用ロッドを、軽いジグをジャーク(竿をしゃくってジグを動かす操作)で操る前提で設計しているので、SLJを続けるなら専用ロッドを選ぶのが近道です。タイラバロッドは タイラバロッド比較 で別に紹介しています。
1万円台のSLJロッドでも十分?
始めるには十分です。シマノ ソルティーアドバンス S66UL・ダイワ アウトレイジ XV SLJも、対応ジグ・PEは上位機種とほぼ同じ範囲です。違いは自重(98〜102g、5万円台は81〜92g)や穂先の素材で、軽さや感度にこだわりが出てから上位機種を考えると無駄がありません。
SLJロッドの長さは何mがいい?
1.9m前後が基準です。キャストして広く探るなら、ダイワ アウトレイジ SLJ 71MS(2.16m)やシマノ オシアジガー リミテッド SLJ S610-0(2.08m)のような長めの番手もあります。
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