【2026年】ジギング用ベイトリール比較|シマノ・ダイワ11機種を価格帯別に
ブリ・ヒラマサ・カンパチなどの青物を船からジギングで狙うとき、ベイトリール(両軸リール)は有力な選択肢です。ところがシマノとダイワだけでも、グラップラー、オシアジガー、キャタリナ、ソルティガと名前が多く、番手(サイズ)も「300」「1500」「15」とメーカーごとに表し方が違うので比べにくいのが実情です。
この記事では、両社の公式サイトの仕様表から、PE1.5〜4号前後を使う青物ジギング向けの11機種を選び、ギア比・最大ドラグ力・自重・糸巻量・価格を同じ表に並べました。どの釣りに、どれを選べばいいかを整理しています。
ジギング用ベイトリールは何を見て選べばいい?
最初に決めるのは、使うPEの号数と、それを何m巻きたいかです。そのうえでギア比と最大ドラグ力を見ます。
- 糸巻量(PE号数-m):メーカーが公表する、そのリールに巻けるPEの長さの目安。深い場所や潮が速い場所ほど、ラインを多く出すので長く巻ける番手が必要になります
- ギア比:ハンドル1回転でスプールが何回転するか。数字が大きいほど速く巻け(ハイギア)、小さいほど巻き上げの力が出しやすくなります
- 最大巻上長(巻き取り長さ):ハンドル1回転で巻き取れる長さ(cm)。ジグを動かす幅の目安になります
- 最大ドラグ力:ドラグで出せる最大の力(kg)。大きい魚・太い糸を使うほど大きい数字の機種が向きます
- 自重:リール本体の重さ。1日しゃくり続ける釣りでは、軽いほど疲れにくくなります
ダイワは22ソルティガ 15Sについて「水深100m以浅でのジギングで威力を発揮する」、22ソルティガ 15H について「ドテラの釣りやジグを飛ばすアクションをする釣りに対応」と説明しています。同じシリーズでも、スプールの深さやギア比で向く釣りが変わります。
ジギング用ベイトリール11機種の比較表(シマノ・ダイワ)
両社の公式サイトの仕様表から、右ハンドルの代表的な番手を写しました(左ハンドルも仕様は同じです)。価格はシマノが「本体価格(税別)」、ダイワが「メーカー希望本体価格(税抜)」で、どちらも2026年10月25日時点の公式サイトの表示。
| 製品 | ギア比 | 最大ドラグ力 | 自重 | 糸巻量(PE) | ハンドル1回転の巻取長 | 本体価格(税別) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| シマノ 26グラップラー 300HGAmazon|楽天|Yahoo! | 6.3 | 7.5kg | 340g | 1.5号-500m、2号-380m、3号-250m | 85cm | 41,000円 |
| シマノ 26グラップラー 300XGAmazon|楽天|Yahoo! | 7.6 | 7kg | 345g | 1.5号-500m、2号-380m、3号-250m | 103cm | 41,000円 |
| シマノ 17オシアジガー 1500HGAmazon|楽天|Yahoo! | 6.4 | 7kg | 405g | 2号-500m、2.5号-400m、3号-320m | 97cm | 56,700円 |
| シマノ 17オシアジガー 2000NRHGAmazon|楽天|Yahoo! | 6.2 | 10kg | 595g | 3号-400m、4号-300m、5号-220m | 117cm | 62,000円 |
| シマノ 19オシアジガー Fカスタム 1500HGAmazon|楽天|Yahoo! | 6.4 | 7kg | 430g | 2号-500m、2.5号-400m、3号-320m | 98cm | 62,900円 |
| ダイワ 19キャタリナ 15HAmazon|楽天|Yahoo! | 6.4 | 8kg | 430g | 2号-500m、3号-300m | 99cm | 35,900円 |
| ダイワ 25ソルティガ 300Amazon|楽天|Yahoo! | 6.3 | 10kg | 420g | 1.5号-500m、2号-400m、3号-250m | 86cm | 65,900円 |
| ダイワ 25ソルティガ 10Amazon|楽天|Yahoo! | 6.3 | 11kg | 465g | 1.5号-650m、2号-500m、3号-300m | 95cm | 67,000円 |
| ダイワ 22ソルティガ 15Amazon|楽天|Yahoo! | 6.3 | 10kg | 485g | 2号-600m、3号-400m、4号-300m | 103cm | 67,000円 |
| ダイワ 21ソルティガ IC 300Amazon|楽天|Yahoo! | 6.3 | 10kg | 385g | 1.2号-600m、1.5号-500m、2号-400m、2.5号-300m、3号-250m | 84cm | 74,000円 |
| ダイワ 25ソルティガ 35Amazon|楽天|Yahoo! | 5.1 | 13kg | 705g | 3号-600m、4号-500m、6号-300m | 104cm | 87,400円 |
出典:シマノ 26グラップラー、シマノ オシアジガー、シマノ オシアジガー F カスタム、ダイワ 19キャタリナ、ダイワ 25ソルティガ 300、ダイワ 25ソルティガ 10、ダイワ 22ソルティガ 15、ダイワ 21ソルティガ IC、ダイワ 25ソルティガ 35
※年式はシマノ・ダイワの公式ページと商品名の表記によります(オシアジガーはシマノ公式ページの画像説明が「17オシアジガー」)。ダイワ 21ソルティガ IC 300 は水深を表示するICカウンター付きです。
表から分かることは3つです。
- 同じ「PE3号」でも巻ける長さが違う:3号の糸巻量は、26グラップラー 300・25ソルティガ 300・21ソルティガ IC 300 が250m、19キャタリナ 15H と25ソルティガ 10 が300m、17オシアジガー 1500 が320m、17オシアジガー 2000NR と22ソルティガ 15 が400m、25ソルティガ 35 が600mです
- 軽さは「300番」クラス:自重は26グラップラー 300HG が340g、21ソルティガ IC 300 が385g、25ソルティガ 300 が420gで、PE3号400mクラスの17オシアジガー 2000NRHG(595g)や大型の25ソルティガ 35(705g)とは大きく違います
- 価格は大きく3段階:4万円前後(19キャタリナ・26グラップラー)、5万〜7万円台(オシアジガー・ソルティガ 300/10/15/IC)、8万円台後半(25ソルティガ 35)です
4万円前後で選ぶならどれ?
4万円前後なら、ダイワ 19キャタリナ 15H(35,900円)か、シマノ 26グラップラー 300HG(41,000円)です。どちらもPE2〜3号を巻けるので、近海の青物ジギングの入門にちょうどいい価格帯です。
ダイワ 19キャタリナ 15H:最大ドラグ力8kg・3万円台
ダイワが「タフさ&パワーを備えた実釣第一主義ジギングベイト」と説明するモデルです。ギア比6.4、最大ドラグ力8kg、自重430g、糸巻量はPE2号-500m・3号-300m。今回の11機種でいちばん安い35,900円(メーカー希望本体価格・税抜)です。PE1.5号-600mを巻ける15H-SJ(40,600円・自重485g)もあります。
シマノ 26グラップラー 300HG:自重340gで最軽量
シマノが「パーミング性に優れた高剛性・高耐久ロープロモデル」と説明する2026年モデルです。アルミコアソリッドボディ、遠心力ブレーキのSVSインフィニティを搭載し、ハンドルは75mmにロング化されました。300HG はギア比6.3・最大ドラグ力7.5kg・自重340gで、11機種の中でいちばん軽いリールです。より速く巻けるギア比7.6の300XGも追加されています。
PE3号を長く巻きたいならどれ?
PE3号を400m以上巻きたいなら、シマノ 17オシアジガー 2000NR、ダイワ 22ソルティガ 15、ダイワ 25ソルティガ 35 の3つです。深場や潮の速い場所で、ラインを多く出す釣りに向きます。
シマノ 17オシアジガー:1500番と2000NR番
1500番(PE3号-320m)と、ひと回り大きい2000NR番(PE3号-400m・4号-300m)があります。2000NRHG はギア比6.2・最大ドラグ力10kg・自重595g・62,000円(本体価格・税別)。シマノは冷間鍛造のロングクランクハンドルで「従来比で最大約2倍もの高剛性化」、超高強度の真鍮素材の大径ドライブギアを採用したと説明しています。1500番には、ギア比5.1(PG)・6.4(HG)・7.3(XG)の3種類があります。
シマノ 19オシアジガー F カスタム:フォールレバー付き
オシアジガーにジギング専用設計のフォールレバーを付けたモデルで、シマノは「ジギング専用設計のレバーで自在なフォール戦略を演出」と説明しています。1500HG(62,900円・自重430g)と2000NRHG(68,500円・自重605g)があり、ギア比・ドラグ力・糸巻量は通常のオシアジガーの同じ番手とほぼ同じです。
Amazon で年式が一致する商品ページを確認できなかったため、この記事では購入ボックスを載せていません。
ダイワ 22ソルティガ 15:PE1.5〜4号の標準モデル
ダイワが「PE1.5号~4号を使用するジギングにおいて、最も汎用性の高いスタンダードモデル」と説明するシリーズです。15(ギア比6.3)は「近海の青物からトンジギやキハダ、カンパチにまで対応」、15H(ギア比7.1、巻取長115cm)はドテラの釣り向け、15S はシャロースプールで水深100m以浅向けとされています。価格は67,000円(メーカー希望本体価格・税抜)。カーボン製の長いハンドルを付けた15-SJ(82,000円)もあります。
出典:シマノ オシアジガー、シマノ オシアジガー F カスタム、ダイワ 22ソルティガ 15
近海の青物で軽さと力を両立したいならどれ?
水深が浅めの近海でPE1.5〜3号を使うなら、ダイワ 25ソルティガ 300・25ソルティガ 10・21ソルティガ IC 300 が候補です。
ダイワ 25ソルティガ 300:自重420g・最大ドラグ力10kg
ダイワが「近海のジギングシーンを制する。」と紹介する2025年モデルです。ギア比6.3(300)と7.3(300H)があり、どちらも最大ドラグ力10kg・自重420g・65,900円。糸巻量はPE1.5号-500m・2号-400m・3号-250mです。
ダイワ 25ソルティガ 10:最大ドラグ力11kg
「近海ジギングに新たな一手。」と紹介される2025年モデルで、11機種のうち最大ドラグ力(11kg、10・10L)が25ソルティガ 35に次いで大きいリールです。自重465g、糸巻量はPE1.5号-650m・2号-500m・3号-300m。ギア比7.1の10H(最大ドラグ力9kg)、10H-SJ(82,000円)もあります。
ダイワ 21ソルティガ IC 300:水深が分かるICカウンター付き
ICカウンターで水深などを表示するモデルで、ダイワの製品ページではデプスアラーム機能も紹介されています。300はギア比6.3・最大ドラグ力10kg・自重385g・74,000円。ダブルハンドルの300-DH(83,500円・自重400g)、ギア比7.3の300H-SJ(74,000円)もあります。
出典:ダイワ 25ソルティガ 300、ダイワ 25ソルティガ 10、ダイワ 21ソルティガ IC
大型キハダや深場の大物ならどれ?
ダイワ 25ソルティガ 35です。ギア比5.1・最大ドラグ力13kgで、PE3号-600m・4号-500m・6号-300mを巻けます。ダイワは35を「大型キハダ狙いやヒット直後の一巻きが勝敗を決する大型根魚狙い、深場での大型ジグ回収やドテラの釣り」に、ギア比5.8の35H を「大型カンパチ狙い」に向くと説明しています。自重は705gと重く、価格は87,400円(メーカー希望本体価格・税抜)です。
釣り方別のおすすめ
- 近海の青物ジギング入門(PE2〜3号):ダイワ 19キャタリナ 15H か、シマノ 26グラップラー 300HG。イナダ・ワラサの五目船の様子は庄三郎丸のイナダ五目船にジギングで乗ってみたで紹介しています
- 軽さ重視で1日しゃくる:自重340gの26グラップラー 300HG、385gの21ソルティガ IC 300
- 水深を正確に知りたい:ICカウンター付きの21ソルティガ IC 300
- 深場・潮が速い場所でPE3号を長く巻く:17オシアジガー 2000NRHG(PE3号-400m)か22ソルティガ 15(PE3号-400m)
- フォールを細かく操作したい:フォールレバー付きの19オシアジガー F カスタム
- 大型キハダ・大型根魚:25ソルティガ 35(最大ドラグ力13kg)
- 外房のヒラマサをスピニングで狙う:ベイトではなくスピニングを使う釣りもあります。外房ヒラマサジギングのスピニングリールで比べています
ロッドはライトジギングロッド比較、ラインは船用PEライン比較とショックリーダー比較で選び方をまとめています。PE0.8〜1.5号のSLJならSLJロッド比較、タイラバ用はタイラバリール比較も参考にしてください。
買う前の注意点
- 番手の数字はメーカーごとに意味が違う:シマノの「300」「1500」「2000NR」とダイワの「300」「10」「15」「35」は、同じ物差しではありません。表の糸巻量で比べてください
- 船宿の指定を確認:乗合船では、船宿がPEの号数やジグの重さを指定していることがあります。予約のときに確認し、その号数を必要な長さ巻ける番手を選びます
- 左ハンドルは品番の末尾が違う:シマノは「301」「1501」「2001」、ダイワは「L」が付く品番が左ハンドルです
- 価格は時点つき:表の価格は2026年10月25日時点のメーカーの本体価格(税別・税抜)で、実際の販売価格は店によって違います
まとめ
青物ジギング用のベイトリールは、使うPEの号数を必要な長さ巻けるか(糸巻量)を最初に確かめ、ギア比・最大ドラグ力・自重で絞り込むと選びやすくなります。シマノ・ダイワの11機種なら、4万円前後は19キャタリナ 15H と26グラップラー 300HG、近海で軽さと力を両立するなら25ソルティガ 300・10、PE3号を400m巻くなら17オシアジガー 2000NRHG と22ソルティガ 15、大型キハダには25ソルティガ 35 が候補です。
よくある質問(FAQ)
青物ジギングのベイトリールは何番を選べばいい?
番手の数字ではなく、使うPEの号数と巻きたい長さで選びます。たとえばPE3号を400m巻きたいなら、公式の糸巻量が3号-400mのシマノ 17オシアジガー 2000NR番かダイワ 22ソルティガ 15 が当てはまります。
ジギングのベイトリールはハイギアとノーマルギアのどっちがいい?
ギア比が大きいハイギアは速く巻けて、ジグを大きく動かしたいときや糸を多く出す釣りに向き、ノーマルギアは巻き上げの力を出しやすくなります。ダイワは22ソルティガ 15H(ギア比7.1)をドテラの釣り向け、25ソルティガ 35(ギア比5.1)を大型キハダや深場向けと説明しています。
いちばん安いジギング用ベイトリールはどれ?
この記事の11機種では、ダイワ 19キャタリナ 15H の35,900円(メーカー希望本体価格・税抜、2026年10月25日時点)がいちばん安く、次がシマノ 26グラップラー 300HG の41,000円(本体価格・税別)です。
ICカウンター付きのベイトリールは必要?
必須ではありませんが、水深を数字で確認したい人には便利です。ダイワ 21ソルティガ IC 300 はICカウンター付きで自重385g・74,000円(税抜)と、カウンターなしの25ソルティガ 300(420g・65,900円)より軽いリールです。
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