この記事の結論

  • 釣行後のスピニングリールの手入れは、ドラグを締めて真水のシャワーで塩を流す → 水気を拭いて陰干し → 決まった場所にオイルとグリスを少量の3手順です。シマノは海で使ったあと、オイルが少し流れても塩を洗い流す方がリールにとって安心だとしています。
  • オイルはラインローラー・ローラークラッチ・ベアリング、グリスはギア・摺動部・ハンドル部が基本の使い分けです(シマノの使用箇所別早見表)。ドラグ部にはスプレーしない、ダイワのマグシールド・水抜き穴には注油しない、ギア部を分解しない、が守るべき禁止事項です。
  • 純正のスプレーは、シマノ リールメンテナンススプレー オイル・グリスセット SP-003H(1,950円)かダイワ リールガード スプレーセット(100ml×2、オープン価格)を1つ持てば日常の手入れには足ります。日頃の手入れだけでは内部の摩耗や腐食は防げないので、シマノは半年に1度、ダイワは年に1度のオーバーホールをすすめています。シマノの価格は本体価格(税別)、ダイワの価格はメーカー希望本体価格(税抜)で、いずれも2026年11月2日に公式サイトで確認した値です。ダイワ リールガードの100mlサイズとリールオイルIIはオープン価格(メーカー希望価格なし)です。

ステラやツインパワーのように何万円もするスピニングリールを買うと、次に気になるのが「どう手入れすれば長持ちするか」です。釣行後に水洗いしていいのか、オイルとグリスはどこに差すのか、スプレーは何を買えばいいのか。釣具店にはメーカー純正から社外品までたくさんのオイル・グリスが並んでいて、迷いやすいところです。

この記事では、シマノとダイワが公式サイトに載せている手順と注意点だけをもとに、釣行後の水洗いの仕方、オイルとグリスの使い分け、注油してはいけない場所、純正メンテナンススプレー10品の比較、オーバーホールの目安と料金をまとめます。体験談ではなく、2026年11月2日時点のメーカー公式の記載を整理した記事です。リール本体の選び方はシマノ汎用スピニング4機種のコスパ比較、ステラの実質コストはステラの中古相場で実質コストを計算で扱っています。

釣行後のリールは水洗いしていい?どうやる?

海で使ったあとは、ドラグを締めた状態で真水のシャワーをかけて塩分を洗い流すのが、シマノ・ダイワ共通の案内です。シマノのよくあるご質問では、淡水で使った場合は水で湿らせた柔らかいウエスで拭き取るだけでも結構ですが、海水域では真水シャワーでドラグを締めた状態で水洗いすることをすすめています。洗わずに塩分が残る影響を考えると、多少オイルを流してしまっても塩を洗い流す方がリールにとって安心だ、という説明です。

ダイワの「初心者のための釣り入門」も、海水・淡水を問わず釣行後はすべての道具を水洗いし、特に海釣りは釣り終了後すぐに洗うことをすすめています。海水を浴びた道具はサビやすいうえに潮噛みが起き、ネジが開かなくなったり、リールのハンドルノブが回らなくなったりすることがあるためです。スピニングリールはドラグを締めて、ドラグ側(スプール側)から水をかけ、水分を拭き取ってから陰干しします。

  • ドラグノブを締める:ドラグワッシャーに水が入りにくくする(シマノ・ダイワとも)
  • 真水のシャワーをかける:高圧ではなく、流水で表面の塩と汚れを流す。ドラグ側から(ダイワ)
  • 水分を拭き取り陰干し:乾いてから注油する。直射日光での乾燥はダイワが陰干しとしているので避ける
  • 注油は取扱説明書の箇所に:シマノは「乾燥させ、取扱説明書に従って注油」としている

出典:シマノ よくあるご質問「リールの釣行後の洗浄メンテナンス方法」、ダイワ 初心者のための釣り入門「お手入れの方法」

オイルとグリスは何が違う?どこに使う?

オイルは浸透性が高くサラサラで、回転する部品(ベアリングやローラークラッチ)に。グリスは粘り気があって防錆性が高く、ギアや摺動部に使います。ダイワはリールガード オイルを「高い浸透性」、リールガード グリスを「優れた防錆性」と説明し、粘度は「リールガード グリス > リールオイルII > リールガード オイル」の順だとしています。

シマノの「使用箇所別推奨グリス・オイル早見表」では、汎用スピニングリールの使用箇所ごとに次のように分けられています。スプレータイプのリールオイルスプレー SP-013A はローラークラッチ部(スピニング)・スプール軸部・ベアリング全般、リールグリススプレー SP-023A はギア・駆動部・ベアリング全般が用途です。

使用箇所(汎用スピニング)オイルかグリスかシマノが指定する品目(サービス販売用)スプレーなら
ラインローラー部グリス(特殊撥水)DG18 特殊撥水グリス(5g)1,705円・税込リールオイルスプレー SP-013A/ザルス SP-015L(どちらも製品ページの用途にラインローラーを含む)
ローラークラッチ部(逆転防止)オイルB-100オイル(4.5g)385円・税込。仕様以外のオイル・グリスは絶対に使わないリールオイルスプレー SP-013A/ザルス SP-015L
ハンドル/ギア/ウォームシャフト部グリスDG06 SHIP-0(30g)935円・税込リールグリススプレー SP-023A
ドラグ部/ベールグリス(ドラグ専用)DG01 ACE-0(30g)935円・税込。SWスピニングのドラグワッシャーは DG12 DG-1スプレーは使わない(ザルスの注意書き「特にドラグ部にはスプレーしない」)
スプール軸部・ベアリング全般オイルB-100オイル/SSR0-01オイル(4.5g)385円・税込リールオイルスプレー SP-013A

シマノのサービス販売用グリス・オイルの価格は税込で、2026年11月2日にシマノ公式「サービス販売用グリス・オイル一覧表」で確認した値です。商品コード・SパートNO・品目名を指定してシマノ商品取扱店に注文します。

ダイワは製品ごとの注油箇所をリールの取扱説明書に書いています。たとえば24セルテートSWの取扱説明書では、注油箇所の最初に「ベール周り」(ベールの付け根とローターの隙間にダイワ純正リールガードグリスを両側に注油)が挙げられています。機種ごとに箇所と油種が違うので、まず自分のリールの取扱説明書を開くのが近道です。

出典:シマノ 使用箇所別推奨グリス・オイル早見表、シマノ サービス販売用グリス・オイル一覧表、ダイワ オイル・グリス用途一覧表、ダイワ 24セルテートSW 取扱説明書(PDF)

注油してはいけない場所はどこ?

ドラグワッシャー、ダイワのマグシールド部、水抜き穴、そしてギア部の分解が、メーカーがはっきり禁止している項目です。ダイワの「オイル・グリス用途一覧表」には、取扱説明書に書かれた推奨オイル・グリス以外の使用、記載箇所以外への注油、適量外の注油による不具合・破損は保証しないと明記されています。

ダイワが「絶対にお止めください」としていること:取扱説明書の推奨以外のオイル・グリスを使う/記載箇所以外に注油する/適量を超えて注油する。あわせて、ギア部などリールを分解しての手入れ、水抜き穴への注油、マグシールド・インフィニットストッパー部への注油をしないこと、ドラグワッシャーには必ず専用のドラググリスを使うことが書かれています(2023年10月掲載の内容)。

  • ドラグ部:シマノのザルス リールオイルスプレーの注意書きに「リールの機能を損なう部品(特にドラグ部)には、オイル・グリスともスプレーしない」とある。ドラグは専用のドラググリス(シマノ DG01/DG12)の領域
  • ローラークラッチ(逆転防止):シマノは「仕様以外のオイル及びグリスは絶対に使用しない」。グリスが入るとストッパーが効かなくなる原因になる(シマノのオーバーホール料金ページの不具合例)
  • ダイワ リールガード オイル:スピニングのメインシャフトには推奨できない。電動リールには全般に推奨できない。樹脂部に付いたらすぐ柔らかい布で拭き取る
  • ダイワ リールガード グリス:スピニングのギアを支持するボールベアリング全般・スプールボールベアリング・メインシャフトには推奨できない
  • 撥水加工済みパーツ:シマノは撥水性が損なわれるため油分を塗布しない例外があるとし、取扱説明書の確認を求めている

出典:ダイワ オイル・グリス用途一覧表、シマノ ザルス リールオイルスプレー、シマノ 使用箇所別推奨グリス・オイル早見表、シマノ スピニングリール オーバーホール料金(不具合例)

純正メンテナンススプレー10品の比較表(2026年11月時点)

シマノとダイワが現行品として公式サイトに載せているリール用オイル・グリスを、容量と価格で並べました。最初の1本は両社ともオイルとグリスのセットが選びやすく、シマノは SP-003H、ダイワはリールガード スプレーセットです。

製品(メーカー・品名・品番)種類容量価格メーカーが説明する用途・特徴
シマノ リールメンテナンススプレー SP-003HAmazon|楽天|Yahoo!オイル+グリスのセット60ml×21,950円(税別)ステラ、アンタレス純正のグリスとオイル。極細ノズル
シマノ リールオイルスプレー SP-013AAmazon|楽天|Yahoo!オイル(鉱物油)60ml1,100円(税別)ステラにも採用の純正オイル。ラインローラー・ローラークラッチ(スピニング)、ベアリング・ブレーキシステム(ベイト)
シマノ リールグリススプレー SP-023AAmazon|楽天|Yahoo!グリス(鉱物油)60ml1,150円(税別)駆動ギア・摺動部・ベアリング用(スピニング)
シマノ ザルス リールオイルスプレー SP-015LAmazon|楽天|Yahoo!オイル(化学合成油)60ml1,500円(税別)防錆効果と回転性能が向上。ベイトのスプールフリー回転は従来品より25%向上(当社比)。ベアリング・ラインローラー・ローラークラッチ・ボルト等の防錆
ダイワ リールガード オイルAmazon|楽天|Yahoo!オイル100mlオープン価格高い浸透性。ノズル紛失防止キャップ、極細注入ノズル
ダイワ リールガード グリスAmazon|楽天|Yahoo!グリス100mlオープン価格優れた防錆性。ノズル紛失防止キャップ、極細注入ノズル
ダイワ リールガード スプレーセットAmazon|楽天|Yahoo!オイル+グリスのセット100ml×2オープン価格オイル&グリスのお得なセットパック
ダイワ リールガード オイル BIGAmazon|楽天|Yahoo!オイル200ml2,270円(税抜)徳用サイズ。切り替え2wayノズルでノズル紛失なし
ダイワ リールガード グリス BIGAmazon|楽天|Yahoo!グリス200ml2,270円(税抜)徳用サイズ。切り替え2wayノズル
ダイワ リールガード スプレーセット BIGAmazon|楽天|Yahoo!オイル+グリスのセット200ml×24,090円(税抜)BIGのセット。単品2本より安い

シマノの価格は本体価格(税別)、ダイワの価格はメーカー希望本体価格(税抜)で、いずれも2026年11月2日に公式サイトで確認した値です。ダイワ リールガードの100mlサイズとリールオイルIIはオープン価格(メーカー希望価格なし)です。このほかダイワには粘度の高い「リールオイルII」(10ml・オープン価格。高速回転するボールベアリングへの使用は控えるよう案内)があります。シマノのスプレー3品は、サービス販売用一覧表では税込 1,210円(SP-013A)・1,265円(SP-023A)・1,650円(SP-015L)と表示されています。

出典:シマノ リールメンテナンススプレー、シマノ ザルス リールオイルスプレー、シマノ メンテナンス用品 製品一覧、ダイワ リールガード オイル/グリス/スプレーセット、ダイワ リールガード BIG、ダイワ リールオイルII

どのスプレーを選べばいい?

シマノのリールなら:リールメンテナンススプレー SP-003H(オイル・グリスセット)

シマノが「ステラ、アンタレス純正のグリスとオイル。リールメンテナンスの必需品」と説明するセットです。オイル SP-013A(1,100円)とグリス SP-023A(1,150円)を別々に買うと2,250円なので、セットの1,950円(いずれも税別)の方が300円安くなります。オイルはラインローラーとローラークラッチ、グリスは駆動ギアと摺動部という使い分けが、シマノの早見表のスプレー欄とそのまま対応します。

シマノ リールメンテナンススプレー オイル・グリスセット SP-003H(60ml×2)

シマノ リールメンテナンススプレー オイル・グリスセット SP-003H(60ml×2)

オイルだけ、グリスだけを使い切ったときは単品で買い足せます。

シマノ リールオイルスプレー SP-013A(60ml)

シマノ リールオイルスプレー SP-013A(60ml)

シマノ リールグリススプレー SP-023A(60ml)

シマノ リールグリススプレー SP-023A(60ml)

回転と防錆を重視するなら:シマノ ザルス リールオイルスプレー SP-015L

化学合成油のオイルで、シマノはメンテナンス時に使うことで防錆効果と滑らかな回転性能が向上し、ベイトリールのスプールフリーでの回転性能比較で従来品より25%向上(当社比)としています。用途はベアリング、ブレーキシステム(ベイト)、ラインローラー、ローラークラッチ(スピニング)、ボルト等の防錆です。1,500円(税別)。注意書きには、取扱説明書に指定された部品にスプレーすること、ドラグ部にはスプレーしないこと、逆さまに使わないことが書かれています。

シマノ ザルス リールオイルスプレー SP-015L(60ml)

シマノ ザルス リールオイルスプレー SP-015L(60ml)

ダイワのリールなら:リールガード スプレーセット

ダイワ純正のリールガード オイル(高い浸透性)とリールガード グリス(優れた防錆性)の100ml×2本セットで、オープン価格です。ダイワの取扱説明書が推奨グリスとして挙げるのが「ダイワ純正リールガードグリス」なので、ダイワのスピニングリールにはこのセットが基本になります。どちらも極細注入ノズルとノズル紛失防止キャップ付きです。

ダイワ リールガード スプレーセット(オイル・グリス 100ml×2本)

ダイワ リールガード スプレーセット(オイル・グリス 100ml×2本)

リールの本数が多い人やよく洗う人には、200mlの徳用サイズ「BIG」があります。オイル BIG・グリス BIG が各2,270円、スプレーセット BIG が4,090円(税抜)で、セットの方が単品2本(4,540円)より450円安くなります。切り替え式の2wayノズルで、ノズルをなくす心配がありません。

ダイワ リールガード BIG オイル/グリス/スプレーセット(200ml)各種

ダイワ リールガード BIG オイル/グリス/スプレーセット(200ml)各種

自分でやる日常メンテナンスの手順は?

やることは「洗う・乾かす・決まった場所に少量差す」だけで、分解はしません。両社の公式の記載を手順にまとめると次のようになります。

  • 1. 釣りが終わったらすぐ、ドラグを締めて真水で洗う(ダイワ:海釣りは釣り終了後すぐ。スピニングはドラグ側から水をかける)
  • 2. 水分を拭き取り、陰干しで乾かす(ダイワ)。乾く前に注油しない(シマノ:乾燥させてから注油)
  • 3. ラインローラー・ローラークラッチ・ベアリングにオイルを少量(シマノ早見表のスプレー欄。ダイワ製はメインシャフトにリールガード オイルを使わない)
  • 4. ギア・摺動部・ハンドル部・ベール周りにグリスを少量(シマノ:駆動ギア・摺動部。ダイワ:取扱説明書の注油箇所に純正リールガードグリス)
  • 5. はみ出した油を拭く(ダイワ:樹脂部に付いたらすぐ柔らかい布で拭き取る)
  • 6. 半年〜1年に1回、メーカーのオーバーホールに出す(シマノ:半年に一度を目安。ダイワ:年に一度 SLP へ)

「少量」が大事です。シマノのオーバーホール案内には「自分でメンテナンスをしたら回転の動きが遅く重くなってしまった」という症状の原因としてグリスの付けすぎが挙げられています。シマノは公式サイトにスピニングリールの日常メンテナンス動画を用意しているので、手順は動画で確認できます。

出典:シマノ メンテナンス動画、シマノ オーバーホールのススメ、ダイワ お手入れの方法、ダイワ オイル・グリス用途一覧表

オーバーホールはいつ出す?費用はいくら?

シマノは「半年に一度を目安」、ダイワは「年に一度」のオーバーホールをすすめています。シマノの早見表には、日頃のお手入れだけでは中に入った泥や海水による摩耗や腐食の進行は防げないため、使用状況にもよるが半年に一度を目安にオーバーホールに預けることをすすめる、と書かれています。ダイワも、リールを末永く使うために年に一度は(株)スポーツライフプラネッツ(SLP)にオーバーホールに出すことをすすめています(有料)。

シマノのスピニングリールのオーバーホール料金(工賃・税込)は次の3コースです。工賃とパーツ代の合計が16,500円を超える場合は見積もりになります。

コース工賃(税込)内容
フルメンテナンスコース4,510円+交換パーツ代全箇所の分解洗浄・グリスアップと、不具合改善のためのパーツ交換
スタンダードコース3,960円全箇所の分解洗浄・グリスアップ・調整組立。パーツ交換なし
スプールオーバーホール1,760円+交換パーツ代スプール(ドラグ)部のみの分解洗浄・グリスアップ・パーツ交換

2026年11月2日にシマノ公式「スピニングリール オーバーホール料金」で確認した工賃です。依頼は販売店経由か「ダイレクト修理サービス」で、ダイレクト修理の場合はこれに手数料がかかります(金額は公式ページで確認してください)。

シマノは、ハンドルを回すと変な音や感覚がある、動きに引っ掛かりがある、ドラグの効き方がおかしい、リールを水没させた、といった症状をオーバーホールのきっかけとして挙げています。トラブルが出てから修理に出すのではなく「定期診断」の感覚で預けてほしい、という案内です。ダイワのSLPでは、オーバーホール(状態確認・作動点検・内部清掃・グリス塗布・消耗部品交換)のほか、主要可動部のグリスアップを行う「オイルチェック」をオーバーホールと交互に利用することをすすめています。

出典:シマノ 使用箇所別推奨グリス・オイル早見表(オーバーホールの目安)、シマノ スピニングリール オーバーホール料金、シマノ オーバーホールのススメ、ダイワ オイル・グリス用途一覧表、ダイワ AFTER SERVICE

よくある失敗と対策

失敗何が起きるか(メーカーの記載)対策
グリスを付けすぎる回転が遅く重くなる(シマノ)スプレーは一吹き。はみ出した分は拭き取る
ドラグにオイル・グリスをスプレーするドラグの機能を損なう(シマノの注意書き)ドラグ部にはスプレーしない。ドラグは専用グリスか、スプールオーバーホールに出す
ローラークラッチに仕様外の油を差すストッパーが効かなくなる原因の1つ(シマノ)指定のオイル(B-100、リールオイルスプレー)以外は使わない
塩が付いたまま放置するサビ・潮噛みでネジやハンドルノブが回らなくなる(ダイワ)釣り終了後すぐ真水で洗う
ギア部を分解して手入れする保証の対象外。分解しての手入れはしない(ダイワ)内部はメーカーのオーバーホールに任せる
水抜き穴・マグシールド部に注油するダイワが注油しないよう明記取扱説明書の注油箇所だけに差す

出典:シマノ オーバーホールのススメ、シマノ ザルス リールオイルスプレー、ダイワ オイル・グリス用途一覧表、ダイワ お手入れの方法

まとめ

スピニングリールの手入れは、釣行後すぐにドラグを締めて真水で洗い、乾かしてから、オイルはラインローラー・ローラークラッチ・ベアリング、グリスはギア・摺動部に少量、が基本です。ドラグ部とダイワのマグシールド・水抜き穴には注油せず、分解はしません。スプレーはシマノなら SP-003H のセット(1,950円・税別)、ダイワならリールガード スプレーセット(オープン価格)を1つ持てば足り、半年〜1年に1回はメーカーのオーバーホールで内部を洗ってもらうと長く使えます。

リール本体の選び方はシマノ汎用スピニング4機種のコスパ比較と外房ヒラマサ用スピニングリールの選び方、ラインは船用PEライン比較、船に持って行く道具は船釣りの持ち物リストにまとめています。

よくある質問(FAQ)

リールを水洗いするとオイルが流れてしまわない?

多少は流れます。それでもシマノは、塩分が残ったままにする影響を考えると、水洗いで塩を洗い流す方がリールにとって安心だとしています。洗ったあとに乾かし、取扱説明書の箇所に注油すれば大丈夫です。

オイルとグリスはどちらか1本だけでもいい?

使う場所が違うので、両方そろえるのが基本です。オイルはラインローラー・ローラークラッチ・ベアリングなど回転部、グリスはギア・摺動部・ハンドル部です(シマノの早見表)。両社ともオイルとグリスのセット(シマノ SP-003H、ダイワ リールガード スプレーセット)を用意しています。

シマノのスプレーをダイワのリールに使ってもいい?

ダイワは、取扱説明書に書かれた推奨オイル・グリス以外を使った場合の不具合・破損は保証しないと明記しています。ダイワのリールには純正のリールガード、シマノのリールには純正のリールメンテナンススプレーを使うのが、保証の面でも安全です。

ドラグにはどんなグリスを使う?

専用のドラググリスです。ダイワは「ドラグワッシャーには必ず専用のドラググリス」としており、シマノはサービス販売用に汎用スピニングのドラグワッシャ用 DG01 ACE-0(30g・935円・税込)、SWスピニング用 DG12 DG-1(30g・935円・税込)を用意しています。ドラグの効きがおかしいと感じたら、シマノのスプールオーバーホール(工賃1,760円・税込)に出す方法もあります。

オーバーホールは何年ごと?

シマノは「半年に一度を目安」、ダイワは「年に一度」をすすめています。使用頻度や海水での使用の多さで変わるので、ハンドルの回転に異音やゴリ感が出たら早めに出すのが目安です。

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たぬき|コスパで選ぶ釣り人
東京湾を中心に、外房のヒラマサ、タイラバ、相模湾のカツオ・キハダ、湾奥のシーバス、芦ノ湖のレイクジギングまで楽しんでいるゆとり世代の釣り好きです。釣り歴=年齢です。2級小型船舶免許を取ってからは、レンタルボートでの釣りも増えました。2020年からこのブログで、釣りの記録と道具の話を書いています。 ロッド・リール・ウェアなどを「結局どれがコスパ最強か」という目線で比べています。価格と仕様はメーカー公式で確認し、確認した時点を記事に書いています。高いリールでも中古で高く売れるなら実質の負担は小さい、というのがブログ名の由来です。 好きな言葉は「コスパ最強」。PADI AOW も持っています。