【2026年】電動リール比較|シマノ・ダイワの小型〜中型を価格帯別に
電動リールは1台10万円前後する買い物なのに、シマノとダイワだけで20機種以上あり、品番の数字も「200」「300J」「1000」とばらばらです。どれを買えばいいか分からず、船宿のレンタルで済ませている人も多いと思います。
この記事では、乗合船で使う人が多い小型〜中型(PEライン1〜5号クラス)の電動リールを、シマノ・ダイワの公式サイトに載っている現行品の数値で比べます。価格はすべて2026年10月時点のメーカー希望本体価格(税別)です。
電動リールはどう選ぶ?まず「巻けるPEラインの量」で絞る
最初に見るのは価格ではなく、糸巻量(何号のPEラインを何m巻けるか)です。乗合船では、船宿が「PE○号を○m以上」のように道糸を指定していることが多く、それを巻けない電動リールはその釣りに使えません。
- 手順1:行きたい釣り物の船宿サイトで、指定のPE号数・長さ・オモリ号数を確認する
- 手順2:下の比較表で、その号数を指定以上の長さ巻ける機種に絞る
- 手順3:残った機種を、価格・自重(重さ)・最大ドラグ力で比べる
同じメーカーでも、品番の数字が大きいほど糸巻量が多く、重くなるのが基本です。ただしシマノとダイワでは数字の付け方が違うので、品番の数字どうしを比べず、糸巻量で比べてください。
小型〜中型の電動リール比較表(シマノ・ダイワ、2026年10月時点)
PEラインの太さで3つのクラスに分け、クラスの中は価格の安い順に並べています。
PE1〜2号クラス(ライトゲーム向け)
| 製品(メーカー・品名) | メーカー希望本体価格(税別) | 自重 | 最大ドラグ力 | 糸巻量(PE) |
|---|---|---|---|---|
| シマノ フォースマスター 200 | 86,600円 | 395g | 5kg | 1号220m/1.5号150m |
| シマノ フォースマスター 300(2025年モデル) | 95,200円 | 405g | 5kg | 1.5号200m/2号150m |
| ダイワ シーボーグ 100J | 102,200円 | 375g | 7kg | 1.5号200m/2号150m |
| ダイワ 26シーボーグ 150J | 106,800円 | 385g | 7.5kg | 1.5号300m/2号200m |
PE2〜3号クラス
| 製品(メーカー・品名) | メーカー希望本体価格(税別) | 自重 | 最大ドラグ力 | 糸巻量(PE) |
|---|---|---|---|---|
| シマノ プレイズ 600 | 57,200円 | 470g | 5kg | 2号300m/3号200m |
| ダイワ 23レオブリッツ 200J | 81,800円 | 480g | 8.5kg | 2号300m/3号200m |
| ダイワ 22シーボーグ 200J | 94,300円 | 490g | 10kg | 2号300m/3号200m |
| シマノ フォースマスター 600 | 95,200円 | 490g | 10kg | 2号300m/3号200m |
PE3〜5号クラス
| 製品(メーカー・品名) | メーカー希望本体価格(税別) | 自重 | 最大ドラグ力 | 糸巻量(PE) |
|---|---|---|---|---|
| ダイワ レオブリッツ S400 | 53,200円 | 550g | 10kg | 4号350m/5号300m |
| シマノ プレイズ 800 | 60,300円 | 615g | 10kg | 3号300m/4号250m |
| シマノ プレイズ 1000 | 60,300円 | 615g | 10kg | 3号400m/4号300m |
| ダイワ レオブリッツ S300J | 71,000円 | 540g | 13kg | 3号400m/4号300m |
| ダイワ 23レオブリッツ 300J | 83,100円 | 540g | 13kg | 3号400m/4号300m |
| ダイワ レオブリッツ 400J | 84,400円 | 560g | 13kg | 3号500m/4号400m |
| シマノ フォースマスター 1000(2021年モデル) | 95,400円 | 680g | 15kg | 3号400m/4号300m |
| ダイワ シーボーグ 400J | 97,600円 | 585g | 16kg | 3号500m/4号400m |
| シマノ フォースマスター 2000 | 98,500円 | 675g | 15kg | 3号500m/4号400m |
| ダイワ 26シーボーグ 300J | 112,000円 | 570g | 16kg | 3号400m/4号300m |
出典:シマノ 電動リール一覧、ダイワ 電動リール一覧、シマノ フォースマスター 200、同 300、同 600、同 1000、同 2000、ダイワ シーボーグ 100J、同 150J、同 200J、同 300J、同 400J、ダイワ レオブリッツ 200J、同 300J、同 400J、同 S300J、同 S400
糸巻量は各社公式の主な号数だけを載せています。左ハンドルの品番(ダイワは末尾L、シマノ フォースマスターは201・301など)は、今回確認した機種では価格と糸巻量が右ハンドルと同じでした。年式は、メーカー公式・品名で確認できたものだけ書いています。
巻き上げの力は、シマノが「実用巻上持久力」、ダイワが「最大巻上力」と、別の基準で公表しています。同じ条件の数値ではないので、この表ではメーカーをまたいだ比較をしていません。
安い電動リールはどれ?5〜7万円台の入門クラス
予算を抑えたい人の候補は、シマノ プレイズとダイワ レオブリッツ Sシリーズです。どちらも各社の電動リールの中で価格が低い帯にあたります。
シマノ プレイズ 600/800/1000
シマノの電動リールで価格が低い帯のシリーズです。プレイズ 600は57,200円(税別)でPE2号300m、プレイズ 800/1000は60,300円(税別)で、1000はPE3号400mまで巻けます。最大ドラグ力は600が5kg、800/1000が10kgです。
同じPE3号400mを巻けるシマノ フォースマスター 1000(95,400円・税別)と比べると、プレイズ 1000は約3.5万円安く、自重は65g軽い615gです。最大ドラグ力はフォースマスター 1000が15kgと強くなります。
ダイワ レオブリッツ S400/S300J
ダイワで価格が低い帯のシリーズです。レオブリッツ S400は53,200円(税別)でPE4号350m・PE5号300m、最大ドラグ力10kg。レオブリッツ S300Jは71,000円(税別)でPE3号400m、最大ドラグ力13kgです。
S300Jは、上位の23レオブリッツ 300J(83,100円・税別)と自重540g・最大ドラグ力13kg・糸巻量が同じで、価格が12,100円低い設定です。
出典:シマノ 電動リール一覧(プレイズ)、ダイワ レオブリッツ S300J、ダイワ レオブリッツ S400
8〜10万円台ならレオブリッツとフォースマスターのどっち?
この記事の比較表18機種のうち10機種が、この価格帯に入ります。同じPE3号400mクラスなら、ダイワ 23レオブリッツ 300J(83,100円)が軽くて安く、シマノ フォースマスター 1000(95,400円)は最大ドラグ力が2kg大きい、という違いになります(いずれも税別)。
ダイワ 23レオブリッツ 200J/300J
23レオブリッツ 200JはPE2号300m・自重480g・81,800円、300JはPE3号400m・自重540g・83,100円です(税別)。同じ糸巻量のシマノ フォースマスター(600は95,200円、1000は95,400円)と比べると、どちらも1万円以上安い設定です。
シマノ フォースマスター 600/1000/2000
フォースマスター 600はPE2号300m・自重490g・最大ドラグ力10kg、1000はPE3号400m・680g・15kg、2000はPE3号500m・675g・15kgです。価格は95,200〜98,500円(税別)です。
シマノの公式説明によると、フォースマスター 2000は前モデル(2016年発売)から7年ぶりのモデルチェンジで、強化ギアシステムにより前モデル比でギア耐久性が2倍になっています。
ダイワ シーボーグ 200J/300J/400J
レオブリッツより価格が高い帯のダイワのシリーズです。22シーボーグ 200Jは94,300円で最大ドラグ力10kg、26シーボーグ 300Jは112,000円、シーボーグ 400Jは97,600円で、300J・400Jとも最大ドラグ力は16kgと、この記事の比較表で最も強い数値です(価格は税別)。
出典:ダイワ レオブリッツ 200J、同 300J、シマノ フォースマスター 600、同 1000、同 2000、ダイワ シーボーグ 200J、同 300J、同 400J
ライトゲーム用の軽い電動リールはどれ?
PE1〜2号で済む釣りなら、自重400g前後の小型機が選べます。比較表の4機種はどれも375〜405gで、手持ちで1日しゃくったり誘ったりする釣りで重さの差が効いてきます。
シマノ フォースマスター 200/300
フォースマスター 200は自重395g・PE1号220m・86,600円、2025年モデルのフォースマスター 300は自重405g・PE2号150m・95,200円です(税別)。シマノは、300について旧モデル(15フォースマスター300)から最大巻上速度が30%以上上がったと説明しています。
ダイワ シーボーグ 100J/26シーボーグ 150J
シーボーグ 100Jは自重375gで比較表の中で最も軽く、PE2号150m・102,200円。26シーボーグ 150Jは自重385gでPE2号200mと少し多く巻けて、106,800円です(税別)。最大ドラグ力は100Jが7kg、150Jが7.5kgで、同クラスのシマノ機(5kg)より大きい数値です。
出典:シマノ フォースマスター 200、同 300、ダイワ シーボーグ 100J、同 150J
用途別:結局どれを選べばいい?
- とにかく安く始めたい(PE3〜4号):シマノ プレイズ 1000(60,300円)かダイワ レオブリッツ S300J(71,000円)
- PE4〜5号を多めに巻きたい・予算重視:ダイワ レオブリッツ S400(53,200円)
- 8万円台で長く使える1台(PE3号400m):ダイワ 23レオブリッツ 300J(83,100円)
- PE3号500mを巻きたい:ダイワ レオブリッツ 400J(84,400円)、シーボーグ 400J(97,600円)、シマノ フォースマスター 2000(98,500円)
- PE1〜2号のライトゲームで軽さ重視:シマノ フォースマスター 200(86,600円)、ダイワ シーボーグ 100J(102,200円)
価格はすべて2026年10月時点のメーカー希望本体価格(税別)です。販売店の実売価格は異なります。
電動リールを使うときの注意点は?
- 電源:電動リールは電源につないで使います。船に電源があるかどうか、使える端子の形は船によって違うので、予約のときに船宿へ確認してください。電源がない船では、別に電動リール用のバッテリーが必要です
- 糸巻量:表の糸巻量はメーカー公表の目安です。下巻きの量や巻き方で変わるので、船宿の指定より少し余裕を持たせるのがおすすめです
- 価格の時点:メーカー希望本体価格は改定されることがあります。購入前にメーカー公式で最新の価格を確認してください
- 防寒:冬の電動リールの釣りは、待ち時間が長く体が冷えます。服装は 船釣りの防寒着比較 を参考にしてください
まとめ
電動リールは、まず船宿の指定するPE号数と長さを巻ける番手で絞り、そのあと価格・自重・最大ドラグ力で選ぶと迷いにくくなります。予算重視ならシマノ プレイズかダイワ レオブリッツ S、8万円台ならダイワ 23レオブリッツ、PE1〜2号の軽さ重視ならシマノ フォースマスター 200/300かダイワ シーボーグ 100J/150Jが候補です。
よくある質問(FAQ)
電動リールの番手(サイズ)はどう選ぶ?
船宿が指定するPEラインの号数と長さを、指定以上巻ける番手を選びます。シマノとダイワでは品番の数字の付け方が違うので、品番ではなくメーカー公式の糸巻量で比べてください。
電動リールにバッテリーは必要?
電動リールは電源が必要です。船に電源がある場合はそこにつなげますが、ない船もあるので予約時に船宿へ確認してください。電源のない船やボートでは、電動リール用のバッテリーを別に用意します。
シマノとダイワの電動リールは何が違う?
この記事の比較では、同じ糸巻量ならダイワ 23レオブリッツ 200J/300Jが、シマノ フォースマスター 600/1000より1万円以上安い価格です。巻き上げの力の表示はシマノが「実用巻上持久力」、ダイワが「最大巻上力」と基準が違うため、数値をそのまま比べることはできません。
5〜6万円台の安い電動リールでも大丈夫?
シマノ プレイズやダイワ レオブリッツ Sは各社の現行品で、糸巻量が合えば乗合船の釣りに使えます。上位機と比べると最大ドラグ力などの数値に差があるので、比較表で自分の釣りに必要な数値を確認してください。
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