【2026年】ライトジギング入門|船の道具・ジグの重さ・東京湾と相模湾の料金
ライトジギング(LJ)は、船から100g前後のメタルジグを落としてしゃくり、イナダ・ワラサなどの青物やカンパチ、マダイ、根魚などを狙う釣りです。SLJ(スーパーライトジギング)より重いジグと太めのPEラインを使い、外房ヒラマサのような本格的な青物ジギングより軽いタックルで楽しめます。
この記事では、船宿の公式サイトとメーカー公式の製品情報をもとに、東京湾・相模湾の船でライトジギングを始めるための道具、ジグの重さの決め方、料金の目安、釣り方の流れを順番にまとめました。
ライトジギングとSLJ・青物ジギングは何が違う?
いちばんの違いはジグの重さと、それに合わせたロッド・ラインの強さです。メーカーのライトジギングロッドを見ると、最初の1本向けの中間パワーの番手は、シマノが「ジグ50〜160g・PE MAX 2号」、ダイワが「ジグ60〜160g・PE 0.8〜1.5号」に対応しています。
| 釣り方 | ジグの重さの目安 | PEラインの目安 | このサイトの記事 |
|---|---|---|---|
| SLJ(スーパーライトジギング) | SLJ用ロッドの対応範囲(軽いジグ中心) | 1号前後 | SLJロッド比較 |
| ライトジギング(LJ) | 中間パワーの番手で50〜160g | 1.5〜2号 | ライトジギングロッド比較 |
| 青物ジギング(ブリ・ヒラマサ) | より重いジグと強いロッド | 1.5〜4号前後 | ジギング用ベイトリール比較 |
ジグの重さの数値は、シマノ オシアジガー LJ・ダイワ アウトレイジ XV LJなどの公式仕様表(2026年10月時点)をまとめたライトジギングロッド比較の値です。PEの号数は船用PEライン比較で整理した目安で、実際はロッドの適合PEと船宿の指定に合わせます。
ライトジギングはいつ・どこで釣れる?
東京湾・相模湾では、イナダ・ワラサなどの青物が入っている時期が狙い目です。出船の有無と釣れている魚は、船宿公式サイトの釣果欄で確かめるのが確実です。
- 相模湾(平塚・庄三郎丸):2026年10月24〜26日のイナダ五目船の釣果欄には、ワラサ2.7〜3.2kg、カンパチ35〜45cm、イナダ、オオモンハタなどが並んでいます。釣り場の水深は20〜60mと案内されています。釣果の上位はバケシャクリや落とし込みサビキの人で、ジギングの人が多いとは限りません
- 東京湾(柊丸):青物便の釣果欄には、2026年1月・5月にワラサ・イナダ、2025年5月にサワラ、2025年8月にイナダの記録があります。鳥山(海鳥が小魚の群れを追って集まる場所)を探して狙う日が多く、季節によって釣れる魚が変わります
同じ船でも日によって釣果に大きな差があります。最初は数よりも、ジグの重さを合わせて底まで落とし、きちんとしゃくれることを目標にすると楽しめます。
出典:庄三郎丸 トップページ(釣果・出船案内)、柊丸 青物便の釣果
乗合船の料金はいくら?
相模湾の庄三郎丸のイナダ五目船は12,000円、東京湾の柊丸の乗合は湾奥13,000円・湾央16,000円です。どちらも公式サイトの表示に税込・税別の表記はありません(2026年10月27日確認)。
| 船宿(港) | 船・プラン | 料金 | 主な条件 |
|---|---|---|---|
| 庄三郎丸(平塚港) | イナダ五目船 | 12,000円(アミコマセ付き) | 6時出船。ジギングは60-80g。土日祝は予約制 |
| 柊丸(木更津港) | 乗合 湾奥の釣り物 | 13,000円 | 出港から帰港まで5時間。4人から出航 |
| 柊丸(木更津港) | 乗合 湾央の釣り物(青物・サワラ・タチウオなど) | 16,000円 | 出港から帰港まで7時間。5人から出航 |
| 柊丸(木更津港) | レンタルタックル | 2,000円/セット | 竿・手巻きリールのセット。ルアーは別 |
庄三郎丸のイナダ五目船はコマセ釣りの人と同じ船に乗る形で、ジギングの人も乗れます。柊丸はルアー釣りが中心のガイド船で、乗合は人数がそろうと出航します。料金・出船条件は変わることがあるので、予約時に必ず確認してください。ほかの船宿では、ルアー船の有無やジギングで乗れるかを公式サイトか電話で確かめましょう。
出典:庄三郎丸 料金、庄三郎丸 トップページ、柊丸 料金プラン、柊丸 よくあるご質問
ライトジギングに必要な道具は?
必要なのは、ロッド・ベイトリール・PEライン・ショックリーダー・メタルジグ・アシストフック・プライヤーです。それぞれ、このサイトの比較記事で詳しく選び方をまとめています。
| 道具 | 目安 | 詳しい比較 |
|---|---|---|
| ロッド | 6フィート3インチ(1.91m)前後のベイト。ジグ50〜160g(シマノ「-2」)・60〜160g(ダイワ「XH」)の番手 | ライトジギングロッド比較 |
| リール | PE1.5〜2号を300m前後巻ける小〜中型のベイトリール | ジギング用ベイトリール比較 |
| PEライン | 1.5〜2号・300m。ロッドの適合PEの範囲で選ぶ | 船用PEライン比較 |
| ショックリーダー | フロロカーボン。太さはロッドの適合と船宿・ガイドの指定に合わせる | ショックリーダー比較 |
| メタルジグ | 船宿の指定重量を中心に、前後の重さを2〜3本ずつ | この記事の次の節 |
| アシストフック | ジグの重さに合ったもの。替えも持つ | この記事の次の節 |
| その他 | プライヤー、クーラー、偏光グラス、ライフジャケット | プライヤー比較・クーラー比較・偏光グラス比較 |
最初のロッドはベイトとスピニングのどっち?
船の真下に落としてしゃくるのが中心なら、ベイトから始めるのがおすすめです。ダイワはアウトレイジ XV LJのベイトを「バーチカル攻略」向け、スピニングを「キャストからの斜め引きや早巻き」向けと説明しています。鳥山やナブラ(水面で小魚を追う群れ)にジグを投げる船が多いなら、スピニングを2本目に足すと対応できる場面が増えます。
価格はダイワ アウトレイジ XV LJが18,000円(メーカー希望本体価格・税抜)、シマノ グラップラーBB タイプLJが21,000〜22,000円(本体価格・税別)です(2026年10月時点)。どちらも160gまでのジグに対応する番手があります。ほかのシリーズとの違いはライトジギングロッド比較にまとめています。
出典:ライトジギングロッド比較(シマノ・ダイワ各製品ページの仕様表をもとに作成、2026年10月時点)
ジグの重さはどう決める?
まず船宿の指定に合わせ、その前後の重さを持って行きます。同じ船に乗る人とジグの重さがそろっていないと、潮に流される量が変わってオマツリ(隣の人との糸絡み)の原因になります。
- 船宿の指定を確認する:庄三郎丸はイナダ五目船で「ジギングは60-80g」と案内しています。指定がない船宿は予約時に聞きます
- 深い・潮が速いときは重く:底が取りにくい(着底が分からない)ときは重いジグに替えます。ロッドの対応重量の範囲で選びます
- 同じ重さで小さく沈めたいならタングステン:ダイワは、TGベイトスリムに使うタングステンを「鉛の1.7倍の比重」と説明しています。同じ重さなら鉛のジグより小さく、速く沈みますが、価格は高めです
ジグとアシストフックの例を、ダイワ公式の仕様・価格で並べました(メーカー希望本体価格・税抜、2026年10月27日時点)。
| 製品 | 重さ・サイズ | 主な仕様 | 価格(税抜) |
|---|---|---|---|
| ダイワ TGベイトスリムAmazon|楽天|Yahoo! | 100g・120g | タングステン製の左右対称スリムシェイプ。シラス・コウナゴなど小さいベイトのときにも | 100g 4,300円/120g 5,100円 |
| ダイワ ソルティガアシストSS ライトジギング ツインAmazon|楽天|Yahoo! | #1/0〜#3/0(Xヘビースペックは#2/0X・#3/0X)、アシストライン1〜3cm | 2本入り。推奨ルアーは「ライトジギング対応の80〜200g相当のジグ」 | 950〜1,120円 |
鉛のメタルジグはタングステンより手頃な価格で、重さの種類も多く出ています。何本もなくすことがある釣りなので、最初は鉛のジグで重さをそろえ、タングステンは1〜2本持っておく、という考え方もあります。アシストフックは、ジグの重さと大きさに合うものを選びます。
出典:ダイワ TGベイトスリム、ダイワ ソルティガアシストSS ライトジギング、庄三郎丸 トップページ
ライトジギングの釣り方の手順は?
船長の合図でジグを落とし、底や指示されたタナ(魚がいる深さ)からしゃくり上げてくる、をくり返します。しゃくり方は何通りもありますが、最初は一定のリズムで続けられることが大事です。
- 1. 落とす:船長の「どうぞ」の合図でクラッチを切り、ジグを落とす。親指でスプールに軽く触れながら落とすと、糸がふくらんで絡むのを防げる
- 2. 着底を取る:糸の出が止まったら底。すぐにクラッチを戻し、糸ふけを巻き取る。船長がタナ(例:底から何m、水面から何m)を指示したらそれに合わせる
- 3. しゃくる:竿を上にあおってジグを動かし、竿を下ろしながらリールを巻く、を一定のリズムでくり返す。指示されたタナの上まで探ったら、また落とし直す
- 4. 掛かったら:竿を立てすぎず、一定の速さで巻き上げる。ドラグ(糸が出る強さ)は出船前に合わせておく。大きい魚は船長や周りの人にタモをお願いする
ジグを投げて斜めに引く船では、スピニングロッドでキャストして、着底させてからしゃくる・巻くを組み合わせます。周りの人の糸に投げ込まないよう、投げる方向は船長の指示に従ってください。
初心者がよくする失敗と対策は?
- ジグが軽すぎて底が分からない:船宿の指定重量に合わせ、潮が速い日は重いジグに替えます。ロッドの対応重量を超えないようにします
- オマツリする:周りとジグの重さが違う、糸を出しすぎる、が主な原因です。指定の重さを守り、着底したらすぐに糸ふけを取ります
- アシストフックがジグに絡む:落とす速さを指でゆるめたり、フックの長さをジグに合わせたりします。絡んだままでは食わないので、回収したら毎回確認します
- ドラグが強すぎて切られる:出船前にリーダーの太さに合わせてドラグを調整しておきます
- リーダーの結び目が弱い:PEとリーダーの結束(FGノットなど)は家で練習してから行きます。船上で結び直す時間を減らせます
船に乗るときの安全の注意は?
- 靴:柊丸はスパイクシューズを禁止しています。滑りにくい長靴やデッキシューズにします
- ジグとフックの扱い:重いジグを振り回すと周りの人に当たります。キャストするときは後ろと横を確認し、投げる方向は船長の指示に従います
- 寒さ・波しぶき:秋から冬の海上は陸より寒く、しぶきもかかります。船釣りの防寒着比較も参考にしてください
出典:国土交通省 ライフジャケットの着用義務拡大、柊丸 よくあるご質問、庄三郎丸 おすすめ情報
このブログのジギングの釣行記
このブログには、東京湾・相模湾で青物をジギングやルアーで狙った過去の釣行記もあります。あわせてどうぞ。
まとめ
船のライトジギングは、6フィート3インチ前後のベイトロッドとPE1.5〜2号を巻いたベイトリール、船宿の指定に合わせた60〜150g前後のメタルジグで始められます。ジグの重さは船宿の指定を最優先にし、前後の重さを2〜3本ずつ持って行くと潮の変化にも対応できます。
料金・出船条件・ジギングで乗れるかどうかは船宿ごとに違うので、予約のときに必ず確認してください。
よくある質問(FAQ)
ライトジギングのジグは何gを用意すればいい?
船宿の指定に合わせます。平塚の庄三郎丸はイナダ五目船で「ジギングは60-80g」と案内しています(2026年10月27日確認)。指定の重さを中心に、少し軽いものと重いものを2〜3本ずつ持って行くと安心です。
ライトジギングのPEラインは何号?
1.5〜2号が目安です。最初の1本向けのライトジギングロッドは、シマノがPE MAX 2号、ダイワがPE 0.8〜1.5号に対応する番手が中心なので、自分のロッドの適合PEの範囲で選びます。長さは300mが基準です。
SLJのタックルでライトジギングはできる?
ジグの重さがロッドの対応範囲を超えるなら使えません。SLJロッドは軽いジグ向けに作られているので、船宿の指定重量が対応範囲に入るかを仕様表で確認してください。範囲を超えるなら、ライトジギング用のロッドを用意します。
道具を持っていなくても乗れる?
レンタルタックルがある船宿なら乗れます。東京湾の柊丸は竿と手巻きリールのセットを2,000円で貸し出しています(ルアーは別、2026年10月27日確認)。借りられるかどうかは予約時に確認してください。
ライトジギングで釣れる魚は?
イナダ・ワラサなどの青物のほか、カンパチ、マダイ、ハタ類などが狙えます。庄三郎丸のイナダ五目船の2026年10月24〜26日の釣果欄には、ワラサ・カンパチ・イナダ・オオモンハタなどが並んでいました。
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