この記事の結論

  • ショアジギングを初めてやるなら、磯より堤防から始めるのが現実的です。堤防・サーフの「ライトなショアジギング」は、サバ・サゴシ・ブリの若魚(イナダ・ハマチなど)などが主なターゲットです。
  • ジグの重さは自分のロッドの適合ジグ重量で決めます。ダイワ ドラッガーXの場合、堤防で30g前後のジグを使うMLは適合10〜50g、小型青物向けのMは20〜70gです(メーカー公式、2026年10月27日確認)。
  • 釣り方の基本は「ジグを底まで沈める → 1回シャクるごとにリールを1回転巻く(ワンピッチジャーク)→ 中層まで来たらまた沈める」。Honda釣り倶楽部は「着底は3回、探りは中層まで」を最初の目安にしています。
  • 堤防でもライフジャケットは常に着用し、立入禁止・ルアー釣り禁止の場所では投げません。

ショアジギングは、岸からメタルジグ(金属製のルアー)を投げて、青物などを狙う釣りです。道具がシンプルなぶん、最初に「どこで」「何gのジグで」「どう動かすか」を決めておけば、迷わずに始められます。

この記事では、メーカー公式の仕様(ダイワ)、Honda釣り倶楽部(つり人社監修)の解説、海上保安庁の安全情報をもとに、これからショアジギングを始める人向けに、釣り場の選び方、ジグの重さの決め方、必要な道具、釣り方の手順、安全の注意をまとめました。ロッドやジグを選ぶときは、このサイトの比較記事もあわせて使ってください。

ショアジギングとは?どんな魚が釣れる?

岸(ショア)からメタルジグを投げて、青物や根魚を狙う釣りです。Honda釣り倶楽部は、ショアジギングを大きく2つに分けて説明しています。

種類主な釣り場代表的なターゲット
本格的なショアジギング磯ブリ・ヒラマサ・カンパチなどの成魚、ハタ類
ライトなショアジギング堤防・サーフブリなどの若魚、サワラ、タチウオ、サバ、根魚

金属のジグはエサになる小魚のシルエットをまねしやすく、状況に合ったものを選べば幅広い魚が狙える、というのがHonda釣り倶楽部の説明です。

出典:Honda釣り倶楽部 ショアジギング徹底攻略(2022年5月の情報)

初心者は堤防と磯のどっちで始める?

最初は堤防がおすすめです。磯の本格的なショアジギングは、Honda釣り倶楽部によると10フィート前後のロッド、8000番前後のスピニングリール、PE3〜5号、80〜150gのジグが標準で、スパイクシューズなどの装備も必須です。堤防ならもっと軽い道具で始められ、足場も磯より安定しています。

比べる点堤防(ライトなショアジギング)磯(本格的なショアジギング)
ジグの重さの例30g前後(ダイワ ドラッガーX MLの想定)80〜150g(Honda釣り倶楽部)
ラインの例PE1〜2号(ドラッガーX MLの適合)PE3〜5号+フロロリーダー60〜80Lb(Honda釣り倶楽部)
主なターゲットサバ・サゴシ・ブリの若魚などブリ・ヒラマサ・カンパチの成魚など
必要な装備ライフジャケット、滑りにくい靴ライフジャケット、スパイクシューズ、ギャフやネット

静岡県の堤防・サーフで最初の1回を始めた記録は、静岡県ライトショアジギングの「最初の1回」の始め方にまとめています。

出典:ダイワ ドラッガーX、Honda釣り倶楽部 ショアジギングの道具(2022年5月の情報)

ショアジギングのジグは何gから始める?

ジグの重さは、ロッドに書かれた適合ジグ重量の範囲で決めます。上限を超える重さを投げるとロッドを傷める原因になります。例として、ダイワのショアジギングロッド「ドラッガーX」の公式仕様を並べます。

ドラッガーXの番手適合ジグ重量適合PEメーカーの説明(要約)メーカー希望本体価格(税抜)
96ML/100ML10〜50g1〜2号堤防から30g前後のジグで青物を狙う23,000円/23,500円
96M/100M20〜70g1.5〜2.5号サバ・サゴシなど3kgまでの小型青物23,700円/24,000円
96MH/100MH30〜90g2〜3号5kgクラスまでの中型青物。100MHは磯にも対応24,000円/24,300円
100H40〜110g3〜4号10kgクラスの青物。深い堤防から沖磯まで24,600円

つまり、堤防で始めるなら30〜40g前後のジグが投げられるロッドが基準になります。ジグは同じ重さで2〜3個そろえ、根掛かりでなくしても続けられるようにしておくと安心です。

シマノ・メジャークラフトも含めた価格帯別のロッドはショアジギングロッド比較で比べています。

ダイワ ドラッガーX(2023年モデル 96/100 各種)

ダイワ ドラッガーX(2023年モデル 96/100 各種)

出典:ダイワ ドラッガーX(2026年10月27日確認、メーカー希望本体価格は税抜)

ショアジギングに必要な道具は?

ロッド・リール・PEライン・リーダー・メタルジグの5つに、ライフジャケットとプライヤーを足せば始められます。それぞれの選び方は、このサイトの比較記事にまとめています。

道具選ぶときの基準このサイトの記事
ロッド堤防なら30〜40g前後のジグが適合範囲に入るものショアジギングロッド比較
リールロッドの適合PE号数のラインを巻けるスピニングリール(磯の本格派は8000番前後:Honda釣り倶楽部)シマノのスピニングリール4機種比較
PEラインロッドの適合PE号数(ドラッガーX MLは1〜2号)—
リーダーフロロカーボン。磯の本格派は60〜80Lb(Honda釣り倶楽部)ショックリーダー比較
メタルジグロッドの適合ジグ重量の範囲で、重さ違い・形違いショアジギング用メタルジグ比較
プライヤー青物の口からフックを外す釣り用プライヤー比較
ライフジャケット堤防でも常に着用ライフジャケットの比較

Honda釣り倶楽部は、リーダーは魚を釣ったあとや岩に擦れたときに傷付きやすいので、予備を持ち、傷が付いたらこまめに結び替えるよう書いています。日差しが強い日や海面のぎらつきが気になる人は釣り用偏光グラス比較も参考にしてください。

出典:Honda釣り倶楽部 ショアジギングの道具(2022年5月の情報)、ダイワ ドラッガーX

最初に買うメタルジグはどれ?

まずは定番のジグを、ロッドに合う重さで2〜3個そろえます。ショアジギング用メタルジグ比較で調べた11品のうち、40g前後で手頃な定番を抜き出しました(2026年10月25日時点のメーカー公式の本体価格)。

製品名重さの展開40g前後の本体価格メーカーが示す特徴
メジャークラフト ジグパラ ジェットAmazon|楽天|Yahoo!20・30・40g730円(税込803円)超リア重心の飛距離重視モデル。ただ巻きでも揺れる
ダイワ サムライジグRAmazon|楽天|Yahoo!20・30・40・60g800〜850円(税抜)旧タイプより飛距離アップ。ラインがフックに絡むトラブルを軽減
シマノ コルトスナイパー アオモノキャッチャーAmazon|楽天|Yahoo!28・35・42・60g880円(42g・税別)軽いジャークでスライドし、フォール時は安定したバイブレーション

ダイワ サムライジグRは、フロントにアシストフック(イセアマ)、リアにトレブルフックが最初から付いています(30gはフロント#13・リア#6)。フックの付け方を工夫したい人は、アシストフックの自作システムも参考にしてください。

ダイワ サムライジグR(20〜60g 各種)

ダイワ サムライジグR(20〜60g 各種)

メジャークラフト ジグパラ ジェット 30g

メジャークラフト ジグパラ ジェット 30g

シマノ コルトスナイパー アオモノキャッチャー(JW-228S/235S/242S/260S)

シマノ コルトスナイパー アオモノキャッチャー(JW-228S/235S/242S/260S)

出典:ダイワ サムライジグR、各社の公式価格は「ショアジギング用メタルジグ比較」の出典を参照

ショアジギングの基本の釣り方は?

「着底させてシャクり、中層まで来たらまた沈める」をくり返します。Honda釣り倶楽部が初心者向けに紹介している「着底は3回、探りは中層まで」の流れを手順にすると、次のとおりです。

  • ジグを投げたら、海底に着くまで待つ(ラインの出が止まったら着底)
  • ロッドを縦に1回シャクり、その間にリールを1回転巻く(ワンピッチジャーク)。これを何度かくり返してジグを浮かせる
  • 中層まで探り上げたら、もう一度ジグを底まで沈める
  • 着底を3回くり返したら、手前まで丁寧にシャクって回収し、次の1投へ

Honda釣り倶楽部によると、ワンピッチジャークは以前より小さな振り幅でも魚が反応することが分かってきたそうです。また、青物はエサを岸寄りの浅い場所に追い詰めてから襲うことも多いため、足元まで気を抜かずにシャクるのが大切だと書かれています。

出典:Honda釣り倶楽部 基本アクションとシャクリ方のコツ(2022年5月の情報)

どこを狙う?釣れる時間帯は?

「潮の流れ」「地形」「エサの小魚」がそろう場所が狙い目です。Honda釣り倶楽部は、この3つがショアジギングの可能性を高める要素だと説明しています。

  • 潮の変化:流れの速さや向きが変わるところ、潮目(別の流れとぶつかるところ)を探す。一方向に流れているだけの場所は、魚が通り過ぎるだけのことがある
  • 流れている層:シャクるときに手に伝わる抵抗で、よく潮が流れている層を探し、見つけたらその層を重点的に探る
  • エサの気配:小魚の群れが入ってきた一瞬にだけ食いが立つことがある。休憩中も海面を見ておく

時間帯について、Honda釣り倶楽部の解説は特定の時刻を挙げず、エサの小魚が入ったタイミングを逃さないことを重視しています。決まった時間だけを狙うより、小魚の群れや鳥、海面の変化を見ながら投げ続けるのが基本です。

出典:Honda釣り倶楽部 磯の特徴とポイントの決め方、同 釣果アップのコツと探り方(いずれも2022年5月の情報)

ショアジギングのシーズンはいつ?

ブリは若魚(イナダ・ワラサ・ハマチ・ヤズ)を含めれば一年中狙えます。Honda釣り倶楽部による主な魚の時期は次のとおりです。

魚時期の目安(Honda釣り倶楽部)
ブリ(若魚を含む)若魚を含めれば周年
ヒラマサベストシーズンは春・初夏・初冬
マダイショアジギングでは特に秋に釣れやすい
ハタ類(オオモンハタ・キジハタ・アカハタ)時期の記載なし。フォール中のジグによく反応

回遊の時期は地域や年によって変わります。行く釣り場の近くの釣具店や、地元の釣果情報で確認してから出かけてください。

出典:Honda釣り倶楽部 ショアジギング徹底攻略(2022年5月の情報)

初心者がよくする失敗と対策は?

よくある失敗対策
ロッドの適合を超える重いジグを投げるロッドに書かれた適合ジグ重量を確認し、その範囲で選ぶ
着底が分からず、根掛かりが続く投げたらラインの出が止まるまで待つ。着底したらシャクり始める
沖ばかり狙って足元で回収してしまう青物は岸寄りでエサを襲うことも多い。手前まで丁寧にシャクる
リーダーの傷に気付かず魚を逃がす魚を釣ったあとや岩に擦れたあとはリーダーを触って確認し、傷があれば結び替える
ルアー釣り禁止の場所で投げる管理者の公式サイトや現地の看板でルールを確認する

堤防でショアジギングをするときの安全の注意は?

海上保安庁は、海で遊ぶ人の「自己救命策確保3つの基本」として、①ライフジャケットの常時着用、②防水パックに入れた携帯電話など連絡手段の確保、③海のもしもは118番を挙げています。海に落ちたとき、まず浮いていることが救助につながります。堤防でもライフジャケットは必ず着用してください(海上保安庁)。

  • 立入禁止の場所に入らない:立入禁止の表示がある防波堤や岸壁では釣りをしない
  • ルアー釣りができるか確認する:たとえば若洲海浜公園(東京都江東区)の海釣り施設・人工磯・護岸は、振りかぶったり横から投げたりするルアー釣りを禁止しています(東京港埠頭株式会社の公式サイト)
  • 投げる前に後ろと横を確認する:ジグはフック付きの金属の重りです。混んでいる堤防では、周りの人と間隔を空けて投げる
  • 磯に行くならスパイクシューズ:Honda釣り倶楽部は、磯のショアジギングではライフジャケットやスパイクシューズの装備を万全にするよう書いています
  • 天気と波を確認する:波が高い日や風の強い日は、堤防の先端や低い場所に立たない

ライフジャケットの種類と選び方はライフジャケットの比較で解説しています(船向けの記事ですが、タイプや桜マークの見方は同じです)。

出典:海上保安庁 自己救命策確保3つの基本、若洲海浜公園 釣りを楽しむ(東京港埠頭株式会社)、Honda釣り倶楽部 ショアジギングの道具

このブログのショアジギング記事

静岡県の堤防・サーフでのライトショアジギングの記録や、道具の工夫をまとめた記事です。

まとめ

  • 最初は堤防のライトなショアジギングから。ターゲットはサバ・サゴシ・ブリの若魚など
  • ジグの重さはロッドの適合ジグ重量で決める。堤防なら30〜40g前後が投げられるロッドが基準(ダイワ ドラッガーX MLは適合10〜50g・PE1〜2号)
  • 釣り方は「着底 → ワンピッチジャークで中層まで → また着底」を3回。手前まで丁寧に
  • 潮の変化・地形・エサの小魚がそろう場所を探し、小魚の気配を見逃さない
  • 堤防でもライフジャケットを常に着用。立入禁止・ルアー禁止の場所では投げない

よくある質問(FAQ)

ショアジギングは初心者でもできる?

できます。堤防から30g前後のジグで始めるライトなショアジギングなら、磯の本格派より軽い道具で始められます。最初はジグを底まで沈めてワンピッチジャークで中層まで探る、という基本の動きだけを覚えれば十分です。

ショアジギングのジグは何gがいい?

自分のロッドの適合ジグ重量の範囲で選びます。ダイワ ドラッガーXの場合、堤防で30g前後を使うMLが10〜50g、小型青物向けのMが20〜70gです(2026年10月27日確認)。磯の本格的なショアジギングでは80〜150gがよく使われます(Honda釣り倶楽部)。

シーバスロッドでショアジギングはできる?

ロッドの適合ルアー重量の範囲内のジグなら投げられます。ただし青物の引きに耐えられるかはロッドによって違うので、狙う魚の大きさに合ったショアジギング用のロッドを選ぶのが確実です。上限を超える重さは投げないでください。

ショアジギングで釣れる魚は?

堤防・サーフのライトなショアジギングでは、ブリなどの若魚、サワラ、タチウオ、サバ、根魚などが代表的なターゲットです。磯の本格的なショアジギングでは、ブリ・ヒラマサ・カンパチの成魚やハタ類が狙えます(Honda釣り倶楽部)。

堤防でもライフジャケットは必要?

必要です。海上保安庁は、海に落ちたときに浮いていることが救助につながるとして、ライフジャケットの常時着用を呼びかけています。携帯電話は防水パックに入れて持ち、海の事故は118番に通報します。

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たぬき|コスパで選ぶ釣り人
東京湾を中心に、外房のヒラマサ、タイラバ、相模湾のカツオ・キハダ、湾奥のシーバス、芦ノ湖のレイクジギングまで楽しんでいるゆとり世代の釣り好きです。釣り歴=年齢です。2級小型船舶免許を取ってからは、レンタルボートでの釣りも増えました。2020年からこのブログで、釣りの記録と道具の話を書いています。 ロッド・リール・ウェアなどを「結局どれがコスパ最強か」という目線で比べています。価格と仕様はメーカー公式で確認し、確認した時点を記事に書いています。高いリールでも中古で高く売れるなら実質の負担は小さい、というのがブログ名の由来です。 好きな言葉は「コスパ最強」。PADI AOW も持っています。