【2026年】釣りの防寒着をアウトドアブランドで選ぶ|パタゴニア・モンベル比較
「釣具ブランドの防寒着は、正直ちょっとダサい。ザ・ノース・フェイスやパタゴニアのジャケットで釣りに行けないか」と考える人は多いと思います。
結論から言うと、釣り方次第で十分使えます。ただし、アウトドアブランドのジャケットの多くは中綿のない防水シェル(雨と風を防ぐ一枚もの)で、パンツも別売りです。釣具ブランドの防寒スーツとは「そろえ方」が違います。
この記事では、モンベル・パタゴニア・アークテリクスの現行品を公式サイトの価格と仕様で比べ、釣具ブランドの防寒スーツとの使い分けを整理します。
アウトドアブランドと釣具ブランドの防寒着比較表(2026年10月時点)
アウトドアブランドの価格は各社公式オンラインストアの表示価格(税込)、釣具ブランドはメーカー希望本体価格(税別)です。税の扱いが違うので注意してください。
| 製品(ブランド・品名・品番) | 公式価格(2026年10月時点) | 防水素材 | 中綿 | 上下 |
|---|---|---|---|---|
| モンベル ストームクルーザー ジャケット Men’s #1128733 | 22,000円(税込) | スーパー ドライテック 3レイヤー(耐水圧20,000mm以上) | なし | ジャケットのみ |
| パタゴニア メンズ・トレントシェル 3L・レイン・ジャケット 85241 | 28,050円(税込) | H2No パフォーマンス・スタンダード 3層 | なし | パンツ別売(19,800円・税込) |
| アークテリクス ベータ ジャケット メンズ | 68,200円(税込) | GORE-TEX ePE(表地80デニール) | なし | パンツ別売(ベータ パンツ 49,500円・税込) |
| アークテリクス ベータ インサレーテッド ジャケット メンズ | 126,500円(税込) | GORE-TEX(40デニール) | あり(Coreloft Continuous) | ジャケットのみ |
| 【参考】シマノ ベーシックハイロフト レインスーツ 01 RB-077Y | 28,000〜32,000円(税別) | ドライシールド(防水透湿) | あり(化繊・身頃140g/㎡) | 上下セット |
| 【参考】ダイワ DW-1926 GORE-TEX バーサタイルウィンタースーツ | 56,000円(税別) | GORE-TEX 2層 | あり | 上下セット |
出典:モンベル ストームクルーザー ジャケット、パタゴニア トレントシェル 3L ジャケット、同 パンツ、アークテリクス ベータ ジャケット、ベータ パンツ、ベータ インサレーテッド ジャケット、釣具ブランドの価格は当サイトの防寒スーツ比較(ダイワ・シマノ公式で確認)
表を見ると、上下と中綿までそろえた総額では、釣具ブランドの防寒スーツの方が安いことが分かります。たとえばパタゴニアのトレントシェルを上下でそろえると47,850円(税込、ジャケット28,050円+パンツ19,800円の合計)で、これに中間着が加わります。シマノ RB-077Y は税別28,000円(税込30,800円)で中綿入りの上下がそろいます。
アウトドアブランドの防寒着は釣りで使える?
使えます。防水透湿素材のシェルは、雨と風を防ぎながら汗の湿気を外に逃がす作りで、釣りでもそのまま役に立ちます。冬は下にフリースや中綿ジャケットを重ねて寒さに合わせます。
向いているのは、堤防・磯・サーフなどの陸っぱり、駐車場から釣り場まで歩く釣り、遠征の移動や車中泊を兼ねる釣行です。釣りの帰りに食事や買い物に寄っても浮かない、というのは釣具ブランドにはない強みです。
アウトドアブランドが向かないのはどんな釣り?
冬の乗合船で、一日中波しぶきや雨を受け続ける釣りです。シェル+中間着の重ね着は、袖口や裾から水が入ると中間着が濡れて冷えやすくなります。釣具ブランドの防寒スーツは中綿と防水生地が一体で、パンツもセットのため、しぶきを浴び続ける場面を想定した作りです。詳しくは 船釣りの防寒着比較(ダイワ・シマノの防寒スーツ) にまとめています。
各ブランドの防寒着はどれを選べばいい?
モンベル ストームクルーザー ジャケット:価格と防水性能のバランスがいい
モンベルのレインウェアの看板モデルです。2026年10月時点の公式価格は22,000円(税込)で、今回の中では最も安い価格です。
公式の仕様では、素材はモンベル独自の防水透湿素材「スーパー ドライテック」3レイヤー、耐水圧は20,000mm以上、透湿性は40,000g/m²・24hrs(JIS L-1099B-1法・参考値)、平均重量は254gです。耐水圧と透湿性を数値で公表しているので、釣具ブランドのウェアと比べやすいのも利点です。
パタゴニア トレントシェル 3L:街着と兼用しやすい定番
パタゴニアの防水シェルの定番で、2026年10月時点の公式価格は28,050円(税込)です。公式の説明では、パタゴニアの防水基準「H2No パフォーマンス・スタンダード」を満たす3層構造で、表地はリサイクルナイロン100%のリップストップです。
公式のお手入れ方法は「常温洗濯可」です。魚のぬめりや血が付いても家で洗えるのは、釣りでは大事なポイントです。
パンツ(メンズ・トレントシェル 3L・レイン・パンツ、レギュラー丈)は19,800円(税込)で別売りです。
Amazonで販売されているトレントシェルは並行輸入品が中心です。サイズ表記が日本の公式サイトと異なる場合があるので、購入前に販売ページのサイズ表を確認してください。
アークテリクス ベータ ジャケット:GORE-TEXで丈夫さ重視
アークテリクスで最もオールラウンドとされるGORE-TEXのシェルです。2026年10月時点の公式価格は68,200円(税込)です。表地は80デニールと厚めで、GORE-TEX ePE メンブレンを使っています。
磯や岩場で擦れる、ロッドやタックルボックスが当たるなど、生地に負担がかかる釣りでは厚い表地が安心材料になります。パンツ(ベータ パンツ メンズ)は49,500円(税込)で別売りです。
公式の説明では、表面が湿っぽく感じたら洗濯・乾燥して油汚れを落とすと撥水機能が戻る、とされています。釣りで汚れたら放置せずに洗うのが長持ちのコツです。
アークテリクス ベータ インサレーテッド ジャケット:中綿入りで1枚で暖かい
ベータの防水シェルに中綿「Coreloft Continuous」を組み合わせたモデルです。公式価格は126,500円(税込)で、今回の中では最も高価です。
防水生地と中綿が一体なので、重ね着の手間が少なく、冬の堤防や晴れた日の船でも1枚で暖かさを確保しやすい作りです。ただしジャケットのみで、同じ価格帯なら釣具ブランドのGORE-TEX防寒スーツ(上下)も選べます。予算と見た目のどちらを優先するかで決めてください。
ザ・ノース・フェイスは?
釣り人にも人気のザ・ノース・フェイス(国内は株式会社ゴールドウインが展開)は、この記事を作成した2026年10月22日時点では公式オンラインストアがメンテナンス中で、品番と価格を確認できなかったため、比較表には入れていません。確認でき次第、追記します。
選ぶときは、公式の製品ページで「防水」と明記されているか(撥水だけのモデルは雨やしぶきに弱い)、GORE-TEXなどの防水透湿素材かどうかを確認してください。
釣りで使うアウトドアブランドの防寒着は何を見て選ぶ?
- 「防水」か「撥水」か:撥水は水をはじく加工で、長時間の雨やしぶきでは染みてきます。釣りの上着には「防水」と書かれたものを選びます
- 汚れと洗濯:魚の血・ぬめり・コマセが付く前提で、家で洗えるか洗濯表示を確認します
- 袖口とフード:袖口が絞れると手元の水が入りにくくなります。フードは帽子の上からかぶれるか、首を振っても視界が確保できるかを見ます
- サイズは重ね着込み:中にフリースや中綿を着るので、普段より一回り余裕のあるサイズを試着で選びます
- ライフジャケットとの相性:腰ベルト型・肩掛け型のライフジャケットを上から着けても、ポケットやファスナーが使えるか確認します
冬の釣りでアウトドアブランドを使うときの注意点は?
- 下半身を忘れない:上着だけアウトドアブランドにして、下が普段のズボンだと、座ったときや波しぶきで濡れて冷えます。防水パンツか、釣具ブランドの防寒パンツを合わせます
- 雨の日の船は無理をしない:雨予報の冬の船釣りは、防寒スーツか防水の上下を用意するのが安全です。春・秋の雨具は 釣り用レインウェアの選び方 を参考にしてください
- ライフジャケットの選び方:乗合船で使えるタイプは 船釣りのライフジャケット比較(桜マーク・タイプA) で解説しています
結局どれを選べばいい?用途別のおすすめ
- 堤防・サーフ・磯で、予算を抑えたい:モンベル ストームクルーザー ジャケット(22,000円・税込)+手持ちのフリースや中綿
- 釣りにも街にも着たい:パタゴニア トレントシェル 3L(28,050円・税込)。上下なら47,850円(税込)
- 岩場や遠征で丈夫さ重視:アークテリクス ベータ ジャケット(68,200円・税込)
- 1枚で暖かく、見た目も妥協したくない:アークテリクス ベータ インサレーテッド ジャケット(126,500円・税込)
- 冬の乗合船で、しぶき・雨に一日さらされる:釣具ブランドの防寒スーツ(ダイワ・シマノの比較はこちら)
価格はすべて2026年10月時点の各社公式サイトの表示です。セールや販売店の実売価格は異なります。
まとめ
アウトドアブランドの防寒着は、陸っぱりや晴れた日の船なら、防水シェルと中間着の重ね着で冬の釣りにも使えます。見た目と街での着回しはアウトドアブランドの大きな強みです。一方、しぶきや雨を一日中受ける冬の乗合船は、中綿入りの上下がそろう釣具ブランドの防寒スーツが向いています。両方を持っておき、釣り方と天気で使い分けるのが一番快適です。
よくある質問(FAQ)
ノースフェイスやパタゴニアのジャケットで冬の船釣りに行ける?
晴れて波が穏やかな日なら、防水シェルの下に中綿やフリースを重ねれば行けます。ただし雨やしぶきを一日中受ける日は、中綿と防水生地が一体になった釣具ブランドの防寒スーツの方が冷えにくく安心です。
アウトドアブランドと釣具ブランドの防寒着は価格でどちらが安い?
上下と中綿までそろえた総額では、釣具ブランドの防寒スーツの方が安いことが多いです。たとえばシマノ RB-077Y は税別28,000円で中綿入りの上下ですが、パタゴニアのトレントシェルは上下で47,850円(税込)で、さらに中間着が必要です(2026年10月時点)。
ダウンジャケットを釣りの防寒着にしてもいい?
防水シェルの下に着る中間着としてなら使えます。ダウンは濡れると保温力が落ちやすいので、一番外側に着るのは雨やしぶきのない日に限るのが無難です。
魚の血やぬめりが付いたアウトドアウェアは洗える?
多くの防水シェルは家庭で洗えます。パタゴニアのトレントシェル 3Lは公式で「常温洗濯可」、アークテリクスは洗濯・乾燥で撥水機能が戻ると説明しています。必ず各製品の洗濯表示に従ってください。
あわせて読みたい
- 【2026年】船釣りの防寒着比較|ダイワ・シマノの防寒スーツを価格帯別に
- 【2026年】船釣りのライフジャケット比較|桜マーク・タイプAの選び方
- 釣り用レインウェアはダイワがおすすめ!DR-31020のレビューと2026年の選び方




