この記事の結論

  • SLJ(スーパーライトジギング)のジグは、まず船宿の指定する重さで選びます。ダイワはSLJを「おおむね水深50m前後までを20〜80gのジグで攻める」釣りと説明しています。
  • 安く数をそろえるなら、シマノ オシア フォールショット(40g 900円)とオシア フラットライト(40g 1,250円)。同じ重さでシルエットを小さくしたいなら、タングステン製のシマノ オシア タングマン H(40g 2,500円〜)やダイワ TGベイト SLJ(45g 2,650円)が候補です。
  • ゆっくり落として見せたいならフラットライト・ペブルライト、速く沈めたいならフォールショットやダイワ ソルティガ FKジグ TG SLJ と、メーカーの説明する得意分野で使い分けます。価格はシマノが本体価格(税別)、ダイワがメーカー希望本体価格(税抜)で、いずれも2026年11月2日に公式サイトで確認した値です。

SLJを始めると、釣具店のジグ売り場で「タングステン」「スリム」「フラット」など似たようなジグがずらりと並び、40gで900円のものから2,600円を超えるものまであって迷います。

この記事では、シマノとダイワの公式サイトで「SLJ(スーパーライトジギング)」向けと説明されている、または品名にSLJが入るメタルジグ8品を、30〜60gの番手に絞って重さ・全長・素材・付属フック・価格で比べます。数値はすべて各メーカーの製品ページ(2026年11月2日確認)から写しています。釣り方や船宿の料金はSLJの始め方で解説しています。

SLJのジグは何グラムを用意すればいい?

船宿が指定する重さの範囲で、軽いものと重いものを数個ずつ用意します。ダイワのSLJスクールのレポートでは、SLJを「おおむね水深50m前後までを20〜80gのジグで攻める」釣りと説明しています。

ただし指定は船宿で大きく違います。当サイトが2026年11月1日に公式サイトで確認した例では、次のとおりでした。

項目入舟(東京湾)とものまる(相模湾・湯河原)
ジグの重さ40〜60gジグ・タイラバ30〜150g
PEライン0.6〜1号1.0〜1.5号程度

同じ船宿でも、潮の速さや水深で使う重さは変わります。予約のときに「当日の水深とジグの重さ」を確認しておくと、買い過ぎを防げます。

出典:ダイワ D.Y.F.C SLJスクール レポート、入舟 料金・プラン、とものまる

SLJ用メタルジグ8品の比較表(2026年11月時点)

シマノの「オフショアジギング」、ダイワの「オフショア(ジギング・キャスティング)」の製品一覧から、SLJ向けと説明されているジグのうち30〜60gの番手があるものを並べました。80g以上の番手があるものも、表には30〜60gだけを載せています。

製品(メーカー・品名)30〜60gの重さ(全長)素材(公式の記載)付属フック(公式の記載)価格
シマノ オシア フォールショットAmazon|楽天|Yahoo!40g(63mm)/60g(72mm)記載なしスペック表にフック欄なし900円/1,000円
シマノ オシア フラットライトAmazon|楽天|Yahoo!40g(66mm)/50g(72mm)/60g(77mm)記載なしSLアシストフックLツイン(フロントのみ)1,250円/1,250円/1,350円
シマノ オシア ペブルライトAmazon|楽天|Yahoo!40g(92mm)/60g(105mm)記載なしSLアシストフックLツイン(フロント・リア)1,350円/1,450円
シマノ オシア タングマン HAmazon|楽天|Yahoo!40g(60mm)/50g(62mm)タングステンType LJ ショートアシストSS2,500〜2,700円/2,700〜2,900円
シマノ オシア タングマンAmazon|楽天|Yahoo!60g(68mm)タングステンスペック表にフック欄なし2,800〜3,200円
ダイワ TGベイト SLJAmazon|楽天|Yahoo!30g(55mm)/45g(64mm)/60g(68mm)タングステンフロント:ツイン、リア:ショート(マダイクワセ)2,250円/2,650円/3,150円
ダイワ TGベイトスリムSLJAmazon|楽天|Yahoo!30g(70mm)/45g(79mm)/60g(88mm)タングステンフロント:ツイン、リア:ショート(マダイクワセ)2,250円/2,650円/3,150円
ダイワ ソルティガ FKジグ TG SLJAmazon|楽天|Yahoo!60g(80mm)タングステンフロント:ツイン、リア:シングル(マダイクワセ)2,700円

価格はシマノが本体価格(税別)、ダイワがメーカー希望本体価格(税抜)で、いずれも2026年11月2日に公式サイトで確認した値です。シマノ オシア タングマン H・タングマンは、カラーによって価格が分かれます(例:タングマン H 40g は2,500円と2,700円)。「記載なし」は公式のスペック表・説明に素材の記載が見当たらなかったものです。

出典:シマノ フォールショット、シマノ フラットライト、シマノ ペブルライト、シマノ タングマン H、シマノ タングマン、ダイワ TGベイト SLJ、ダイワ TGベイトスリムSLJ、ダイワ ソルティガ FKジグ TG SLJ

タングステンのジグと普通のジグは何が違う?

タングステン製は、同じ重さでもジグを小さく作れる代わりに、価格が高くなります。ダイワはTGベイト(SLJ用でない通常モデル)の製品ページで「鉛の約1.7倍の比重」、ソルティガ FKジグ TG SLJで「鉛の約1.6倍の高比重素材だからなしえたコンパクト設計」と説明しています。

比較表でも、60gの全長はタングステン製のシマノ オシア タングマン・ダイワ TGベイト SLJが68mm、素材の記載がないシマノ オシア フォールショットが72mm、オシア フラットライトが77mmでした。価格は、40g前後でフォールショット900円に対し、タングマン H(40g)が2,500円〜、TGベイト SLJ(45g)が2,650円です。

SLJでは根掛かりでジグをなくすこともあります。まず価格の手ごろなジグで重さと形をそろえ、小さいシルエットが必要な場面のためにタングステンを数本足す、という買い方がしやすいはずです。

1本1,500円以下で選ぶなら?(シマノ 3品)

40gが900〜1,350円のシマノ オシア フォールショット・フラットライト・ペブルライトが、数をそろえやすい価格帯です。形とメーカーの説明する得意分野が違うので、2〜3種類を持つと状況に合わせやすくなります。

シマノ オシア フォールショット:速く沈むセンターバランス

シマノは「SLJや小型ベイトつきの青物など、小さなジグがきくとき」におすすめのセンターバランスのコンパクトジグと説明しています。水の抵抗を生む凹凸を減らした滑らかなボディで、速いフォールでリアクションバイトを誘う設計です。40g 900円・60g 1,000円と、今回の8品でいちばん手ごろです。

公式のスペック表にはフックの欄がありません。購入時にパッケージを確認し、フックが付いていなければアシストフックを別に用意してください。

シマノ オシア フォールショット 40g(JV-A04W)

シマノ オシア フォールショット 40g(JV-A04W)

シマノ オシア フラットライト:スローなSLJの主力ジグ

シマノは「SLJゲームにおける主力ジグ」と位置づけ、やや後方重心のフラットボディで底を取りやすく、ジャーク後の移動距離が少ないスライドと、ランダムで派手なフォールで誘うと説明しています。潮が緩いとき、活性が低く底から離れない魚、根魚狙いで特に力を発揮するとしています。

40g・50g・60gがそろっていて、フロントにSLアシストフックLツインが付きます。

シマノ オシア フラットライト 40g〜100g(JU-S04W ほか)

シマノ オシア フラットライト 40g〜100g(JU-S04W ほか)

シマノ オシア ペブルライト:ゆっくり落ちる細身のセミロング

シマノは「SLJ仕様のセミロングジグ」で、ジャーク&フォールすべてでバランスを追求した「SLJゲームのバーサタイルジグ」と説明しています。フォールでは、弱ったベイトが漂うようにゆっくり落ちる動きを狙っています。

40gで全長92mmと、表の中では同じ重さでいちばん長いジグです。フロントとリアにSLアシストフックLツインが付きます。

シマノ オシア ペブルライト 40g〜80g(JV-P04W ほか)

シマノ オシア ペブルライト 40g〜80g(JV-P04W ほか)

小さいシルエットで選ぶなら?(タングステン 5品)

ベイト(エサの小魚)が小さいときや、潮が速くて軽いジグでは底が取りにくいときは、タングステン製が候補です。今回の8品のうち5品がタングステン製で、40〜45gでも2,500円以上します。

シマノ オシア タングマン H:フック付きの40g・50g

タングマン H は、タングマンに40g・50gを追加したモデルです。シマノは、ややフロントバランスの薄型フラットサイドボディで、強い明滅を伴う水平バイブレーションフォールと、すばやく横を向くジャークが特徴と説明しています。40g・50gには初めからTYPE-LJアシストSSサイズが付属し、パッケージから出してすぐ使えるとしています。

シマノ オシア タングマン H 40g/50g(JU-T04X/JU-T05X)

シマノ オシア タングマン H 40g/50g(JU-T04X/JU-T05X)

シマノ オシア タングマン:狭いタナを刻む60g

タングマンは、フロントバランスで縦の移動を抑えたジャークが得意なタングステンジグです。シマノは、根魚やマダイ、狭いタナに集まるイサキやタチウオの中層、底に張り付くイカナゴパターンの青物に向くと説明しています。SLJの範囲では60g(68mm)のみで、ほかに80gがあります。シマノの製品ページには、SLJ向けの新しいジグとしてタングマンを紹介する動画が掲載されています。

Amazonで60g(JV-T06W)の商品ページを品番で確認できなかったため、購入ボックスは載せていません。

ダイワ TGベイト SLJ:TGベイトにSLJ用フックを付けたモデル

ダイワは、タイジギングやイサキジギングなど「スーパーライトジギングに対応したTGベイトチューンナップモデル」と説明しています。左右非対称ボディのTGベイトに、ティンセル付きのツインフック(フロント)とショートフック(リア)を付けた専用フック付き仕様です。30g・45g・60gがあります。

ダイワ TGベイトスリムSLJ:左右対称のスリムタイプ

TGベイト SLJ のスリム版で、ダイワは「左右対称、スリムタイプ」と説明しています。同じ45gで比べると、TGベイト SLJ の64mmに対してスリムSLJは79mmと細長く、価格は同じ2,650円です。サクサスフックにティンセル付きのSLJ専用フックを付けています。

ダイワ ソルティガ FKジグ TG SLJ:フォールの速さとフラッシング

FKは「フォールキラー」の意味で、ダイワは「ポイントまでの早いフォールスピードとレンジでのフラッシング性能の融合」を目指したタングステンジグと説明しています。SLJの範囲では60g(80mm・2,700円)のみで、ほかに80gがあります。

ジグの形はどう選び分ける?

ゆっくり見せたいときはフラット・セミロング、速く沈めたいときはセンターバランスやフォール重視のジグが、メーカーの説明に沿った使い分けです。

項目メーカーの説明この記事の製品
ゆっくり落として見せるランダムフォール、漂うように落ちるシマノ オシア フラットライト、オシア ペブルライト
速く沈める速いフォール、早いフォールスピードシマノ オシア フォールショット、ダイワ ソルティガ FKジグ TG SLJ
小さいシルエットで重さを出すタングステン(高比重)シマノ オシア タングマン H・タングマン、ダイワ TGベイト SLJ・TGベイトスリムSLJ

どの形が当たるかは、その日の潮や魚の反応で変わります。初めての1回は、指定の重さの中で「ゆっくり系」と「速く沈む系」を1本ずつ持っておくと、船長や周りの人の様子に合わせて替えやすくなります。

用途別のおすすめ

  • とにかく安く数をそろえたい:シマノ オシア フォールショット(40g 900円・60g 1,000円)
  • 潮が緩い日・根魚も狙いたい:シマノ オシア フラットライト(40g 1,250円)
  • 細身でゆっくり見せたい:シマノ オシア ペブルライト(40g 1,350円)
  • フック付きのタングステンをすぐ使いたい:ダイワ TGベイト SLJ(45g 2,650円)か シマノ オシア タングマン H(40g 2,500円〜)
  • タングステンで細長いシルエットがほしい:ダイワ TGベイトスリムSLJ(45g 2,650円)

価格はシマノが本体価格(税別)、ダイワがメーカー希望本体価格(税抜)で、いずれも2026年11月2日に公式サイトで確認した値です。

ジグを買う前に確認しておくことは?

船の上ではライフジャケットを必ず着用してください。小型船舶の暴露甲板上での着用は義務です(国土交通省)。桜マーク付きのタイプAは船釣りのライフジャケット比較で紹介しています。

  • 船宿の指定の重さとPEの号数:ジグの重さ・PEの号数・リーダーの太さは船宿ごとに違います。予約時に確認します
  • ロッドの適合ジグ重量:ロッドに書かれたジグの重さの範囲を超えないようにします。SLJロッドの適合重量はSLJロッド比較にまとめています
  • フックの有無:フック付きのジグと、フックの記載がないジグがあります。付いていないものはアシストフックを用意します
  • ラインとリーダー:船用PEライン比較、ショックリーダー比較
  • 針を外す道具:船の上で手早く安全にフックを外すため、プライヤーを用意します(釣り用プライヤー比較)

出典:国土交通省 ライフジャケットの着用義務拡大

まとめ

SLJのジグは、船宿の指定する重さの範囲で、価格の手ごろなジグとタングステンを組み合わせて用意するのが選びやすい方法です。安く数をそろえるならシマノ オシア フォールショット・フラットライト・ペブルライト、小さいシルエットで重さを出したいならダイワ TGベイト SLJ・TGベイトスリムSLJやシマノ オシア タングマン H が候補になります。

堤防から投げるショアジギングのジグはショアジギング用メタルジグ比較、SLJより重いジグで青物を狙う釣りはライトジギング入門で紹介しています。このブログの釣行記にはレンタルボートで東京湾SLJがあります。

よくある質問(FAQ)

SLJのジグは何グラムから揃えればいい?

船宿の指定の範囲で選びます。当サイトが確認した例では、東京湾の入舟が40〜60g、相模湾(湯河原)のとものまるがジグ・タイラバ30〜150gでした。指定の範囲の軽めと重めを数個ずつ用意すると対応しやすくなります。

タングステンのジグは必要?

必ずしも必要ではありません。タングステンは同じ重さでもジグを小さくできますが、40g前後で2,500円以上と、シマノ オシア フォールショット(40g 900円)などの約3倍の価格です。まず手ごろなジグで始め、必要に応じて足すのがおすすめです。

SLJのジグにフックは付いている?

製品によって違います。シマノ オシア フラットライト・ペブルライト・タングマン H、ダイワのSLJ 3品は公式にフック付きと記載があります。シマノ オシア フォールショット・タングマンは公式のスペック表にフック欄がないため、購入時にパッケージで確認してください。

ショアジギング用のジグをSLJに使ってもいい?

重さが船宿の指定とロッドの適合範囲に入っていれば、使うこと自体はできます。ただし、この記事で紹介したジグはメーカーがSLJ向けとして説明しているもので、ダイワの3品にはSLJ向けのフックが付いています。

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たぬき|コスパで選ぶ釣り人
東京湾を中心に、外房のヒラマサ、タイラバ、相模湾のカツオ・キハダ、湾奥のシーバス、芦ノ湖のレイクジギングまで楽しんでいるゆとり世代の釣り好きです。釣り歴=年齢です。2級小型船舶免許を取ってからは、レンタルボートでの釣りも増えました。2020年からこのブログで、釣りの記録と道具の話を書いています。 ロッド・リール・ウェアなどを「結局どれがコスパ最強か」という目線で比べています。価格と仕様はメーカー公式で確認し、確認した時点を記事に書いています。高いリールでも中古で高く売れるなら実質の負担は小さい、というのがブログ名の由来です。 好きな言葉は「コスパ最強」。PADI AOW も持っています。