この記事の結論

  • 船の両軸(手巻き)リールも電動リールも、釣行後は真水で洗ってよいです。ダイワの電動リールは「洗える電動リール」で、中性洗剤を薄めてスポンジで洗い、水をかけて流します。水に浸けない・海水で洗わないのが鉄則です(ダイワ WEB取扱説明書)
  • 洗ったら水を切って陰干しし、決まった場所に少量だけ注油します。シマノの早見表では、両軸・電動のギアはグリス(DG04 ACE-2)、ハンドル部とウォームシャフトはグリス(DG06 SHIP-0)、電動リールの電源コネクターは専用グリス(DG15)です。ダイワの電動リールは「ウォームシャフト部にリールガードグリスをひと吹き」だけで、リールガードオイルは電動リールには推奨されていません
  • 水抜き穴・マグシールド・インフィニットストッパー・ドラグワッシャーには注油しない(ダイワ)。撥水加工パーツに油を塗らない、ローラークラッチに仕様外の油を使わない(シマノ)
  • 電動リールの電源コードは拭いて乾かし、乾いたらコネクター部にコネクター用グリスを塗ります。ダイワはコードを2年または使用60回で交換するよう案内しています。内部の分解はせず、半年〜1年に1回はメーカーのオーバーホールへ(シマノの工賃は両軸3,630〜4,180円、電動4,950〜5,500円、いずれも税込、2026年11月2日時点)

この記事は、ダイワの電動リール WEB取扱説明書とオイル・グリス用途一覧表、シマノの「使用箇所別推奨グリス・オイル早見表」とオーバーホール料金ページをもとに、船で使う両軸リール(カウンター付き手巻き)と電動リールの手入れをまとめたものです。価格はすべて2026年11月2日に各社の公式サイトで確認しました。スピニングリールの手入れはリールのメンテナンス入門(スピニング)に分けて書いています。

リールの手入れは、お使いのリールの取扱説明書が最優先です。ダイワは「取扱説明書に記載している推奨オイル・グリス以外の使用や、注油箇所以外への注油、適量外の注油をされた場合のリールの不具合、破損等は保証いたしかねます」としています。この記事はメーカー公式の一般的な案内をまとめたもので、機種ごとの注油箇所は必ず自分のリールの取扱説明書で確認してください(ダイワ オイル・グリス用途一覧表)。

両軸リール・電動リールは水洗いしていい?

していいです。両方とも真水で洗うのが基本です。ダイワの電動リール WEB取扱説明書は、冒頭で「このリールは水洗いできる『洗える電動リール』です。釣りが終わった後で汚れなどをきれいに洗い流してください」と書いています。ダイワの釣り入門ページも「ベイトリールはそのまま水洗いしてOK」とし、海釣りの道具は「釣り終了後、すぐに洗うことをオススメ」しています。放っておくとサビや潮噛みで「リールのハンドルノブなどが回らなくなることもあります」。

シマノのよくあるご質問でも、「淡水でご使用の場合は水に湿らせた柔らかいウェス等で拭き取るだけでも結構ですが、特に海水域でご使用の場合は、真水シャワーでドラグを締めた状態で水洗いをすることをお勧めします」とあり、「多少オイルを流してしまっても水洗いで塩分を洗い流す方がリールにとっては安心です」と言い切っています。洗ったあとは「乾燥させ、取扱説明書に従って注油」です。

ただし「洗える」のは真水をかけて流すところまでです。ダイワは「海水で洗ったり、水の中につけて洗うことは絶対にしないでください」としていて、給湯器を使うなら30℃以下、洗剤は中性洗剤だけ(水1Lに1.5mLが目安)と細かく指定しています。電動リールは電気回路とモーターが入っているので、水没させる・高温のお湯をかける・洗剤で泡だらけにする、はどれもNGです。

出典:ダイワ 電動リール WEB取扱説明書「お手入れ方法」、ダイワ 初心者のための釣り入門「お手入れの方法」、シマノ よくあるご質問「リールの釣行後の洗浄メンテナンス方法」(2026年11月2日確認)

釣行後の手入れの手順は?洗う・乾かす・注油する

手順は「洗う→水を切る→陰干し→注油→コードを拭く→保管」の6つです。ダイワの電動リール取扱説明書の手順を軸に、シマノの案内を足して表にします。両軸(手巻き)リールはコードの工程を飛ばしてください。

手順やること注意点(出典)
1. 洗う中性洗剤を含ませた柔らかいスポンジでリール本体を洗い、水をかけて洗剤と汚れを落とす。スプール部にもよく水をかけて塩分を落とす洗剤は中性のみ(水1Lに1.5mL)。石鹸・弱アルカリ性は不可。給湯器は30℃以下。海水で洗わない、水に浸けない(ダイワ)。シマノはドラグを締めた状態で真水シャワー(シマノFAQ)
2. 水を切る本体を振らず、傾けて水を落とす。ハンドルノブの内部は水がたまりやすいので特に注意「ハンドルノブ内部には水がたまりやすいため、特に注意して水切りをしてください」(ダイワ)
3. 陰干し日陰で乾かす。保管時はドラグを緩める直射日光で乾かす案内はない。「保管の際は、ドラグを緩めてください」(ダイワ)
4. 注油決まった場所に少量だけ。ダイワの電動はウォームシャフト部に純正リールガードグリスをひと吹き。シマノは早見表の場所にグリス・オイル水抜き穴には絶対に注油しない。注油した油が噴き出すことがあるのでのぞき込まない(ダイワ)。グリスの付けすぎは回転が重くなる原因(シマノ)
5. コードを拭く(電動)水道水か温湯で湿らせた柔らかい布で外観を拭き、よく乾かす。ワニグチクリップはカバーを外して完全に乾かす。乾いたらコネクター部にコネクター用グリスコードは本体から外して保管。2年または使用60回での交換をすすめる(ダイワ)
6. 保管コネクターに防護用キャップをする。磁力を近づけない。有機溶剤・みがき粉・タワシは使わない「本体に磁力を近づけないでください」「ベンジン、シンナーなどの有機溶剤は絶対に使用しないでください」(ダイワ)

ドラグについては、洗うときは締めて(シマノFAQ)、しまうときは緩める(ダイワ取扱説明書)と覚えてください。電動リールの電源のつなぎ方や設定は電動リールの使い方入門にまとめています。

出典:ダイワ 電動リール WEB取扱説明書、シマノ よくあるご質問、シマノ オーバーホールのススメ(2026年11月2日確認)

オイルとグリスはどこに使う?両軸・電動の注油箇所

両軸・電動リールは「ギアとハンドル周りはグリス、スプール軸とベアリングはオイル、電動の電源コネクターは専用グリス」です。シマノが公開している「使用箇所別推奨グリス・オイル早見表」の両軸リールと電動リールの行を抜き出します。品目名の DG・SSRO などはサービス部品の番号で、釣具店で商品コードを指定して取り寄せるものです。

使用箇所両軸リール電動リール品目名(商品コード)
ドラグ部(カーボンワッシャ)グリスグリスDG01 ACE-0(100SF)
ハンドル部・スプール軸(両軸)/ハンドル部・ウォームシャフト部(電動)グリスグリスDG06 SHIP-0(100MB)
ギア・ウォームシャフト部(両軸)/ギア部(電動)グリスグリスDG04 ACE-2(100SG)。両軸・電動全般のギア類(ティアグラは除く)
電源コネクター部―グリスDG15 コネクター部グリス(100SK)
スプール軸・ベアリング(全般)オイルオイルSSRO-01オイル(10LQ1)、B-100オイル(10LQ0)
ティアグラのドラグ・ギア―専用グリスDG09 ディスクドラググリス(100SJ)、DG07 TBM-0(100MC)

市販のスプレーで代用するなら、シマノのサービス販売用一覧表に「リールグリススプレー SP-023A:ギア・駆動部・ベアリング(全般)」「リールオイルスプレー SP-013A:スプール軸部(全般)、ベアリング(全般)等々」とあり、どちらも両軸・電動に●が付いています。ザルス リールオイルスプレー SP-015L は「ベアリング・ブレーキパイプ(ベイト)」「外観部品の防錆用途(ボルト等)」です。

ダイワは考え方が少し違います。電動リールの取扱説明書に書かれている注油は「ウォームシャフト部へシュッとひと吹き」で、推奨は純正リールガードグリス(商品コード 2380027)だけです。オイル・グリス用途一覧表では、リールガードオイルは「電動リール:全般の箇所に推奨できません」、ベイトリールは「スプールボールベアリング・スプールシャフト以外の箇所には推奨できません」、リールガードグリスはベイトリール・電動リールとも「ハンドルノブ・クラッチ・ウォームシャフト以外の箇所には推奨できません」と明記されています。つまりダイワの両軸・電動は、グリスをハンドルノブ・クラッチ・ウォームシャフトに、オイルは両軸のスプール軸受けだけに、と覚えておけば外れません。

出典:シマノ 使用箇所別推奨グリス・オイル早見表、シマノ サービス販売用グリス・オイル一覧表、ダイワ 電動リール WEB取扱説明書、ダイワ オイル・グリス用途一覧表(2026年11月2日確認)

注油してはいけない場所は?

水抜き穴・マグシールド・インフィニットストッパー・ドラグワッシャー(ダイワ)、撥水加工パーツ・ローラークラッチ(シマノ)には注油しません。両軸・電動で特に間違えやすいのは水抜き穴です。ダイワの電動リール取扱説明書は「水抜き穴への注油は、絶対にしないでください」、用途一覧表も「水抜き穴への注油はしないでください」と2か所で書いています。

  • 水抜き穴:注油すると水の抜け道をふさぐ。絶対にしない(ダイワ)
  • マグシールド・インフィニットストッパー部:「オイル・グリスを注油しないでください」(ダイワ 用途一覧表)。SLP WORKS のコネクターグリス501 も「インフィニットストッパー部、ドラグワッシャー部には使用しないでください」
  • ドラグワッシャー:「必ず専用のドラググリスをお使いください」(ダイワ)。シマノも両軸のカーボンワッシャには DG01 ACE-0 と場所を指定している
  • 撥水加工済みパーツ:「撥水性が損なわれますので油分を塗布しない」(シマノ 早見表)
  • ローラークラッチ:「絶対に仕様以外のオイル及びグリスは使用しないで下さい」(シマノ)。スピニングの話が中心ですが、両軸でも仕様外の油は使わない
  • 電動リールの内部全般:ダイワは「電気回路、モーターなどの精密な部品を内蔵しておりますので、お客さまご自身での分解組み立ては極めて困難です。おやめください」。用途一覧表も「ギア部などリールを分解してのお手入れはお止めください」

「ギアにグリスを差したいからボディを開ける」は、両軸でも電動でも推奨されていません。内部のグリスアップはメーカーのオーバーホールの仕事です。分からない場所は注油しない、これが一番安全です。

出典:ダイワ 電動リール WEB取扱説明書、ダイワ オイル・グリス用途一覧表、ダイワ SLP WORKS コネクターグリス501、シマノ 早見表(2026年11月2日確認)

電動リールの電源コードとコネクターの手入れは?

コードは拭いて乾かし、乾いたらコネクター部にコネクター用のグリスを塗ります。電動リールで「通電しない、途中で切れる」トラブルの主な原因を、シマノは「電源コードの断線やソケット部の接触不具合」としています。コードの手入れはリール本体と同じくらい大切です。ダイワの電動リール取扱説明書の案内をそのまま並べます。

  • 付属の専用コードを使う。他のコードとは互換性がなく、改造もしない
  • 使用後は、水道水または温湯で浸した柔らかい布で外観部の汚れを拭き取り、よく乾かす
  • ワニグチクリップは、カバーを外して完全に乾かす
  • 乾燥後、コネクター部に注油する。推奨グリスは SLPW コネクターグリス501(商品コード 4 386502)
  • コードはリール本体から外して保管する。使わないときはコネクターに防護用キャップをする
  • 古いコードは断線・ショートの原因になるので、2年ないし使用60回での交換をすすめる
  • 濡れた手で電源の接続をしない(感電の可能性)。雨の日はゴム手袋で接続する

シマノの電動リールには、早見表に「電源コネクター部:DG15 コネクター部グリス(30g)」が指定されています。サービス販売用の価格は935円(税込)です。ダイワの SLP WORKS コネクターグリス501 は10gで1,000円(メーカー希望本体価格・税抜)、「電動リールの電源コネクター部の防錆剤として使用」「定期的に塗付することでダイワ電動リールを長く快適にご使用いただくことができます」と説明されています。どちらもコネクターの内側に薄く塗るだけなので、1本あれば何年も使えます。

電源そのものについては、バッテリー側の原因による故障はダイワの補償外で、他社製バッテリーは「ダイワは使用をお薦めしません」と取扱説明書に書かれています。詳しくは電動リール用バッテリー比較を読んでください。船電源の端子にサビがあるとリールが正常に動かないことがあるので、「サビなどは取り除いてご使用ください」ともあります。

出典:ダイワ 電動リール WEB取扱説明書「コード取扱い上のご注意」「電源について」、シマノ 電動リール オーバーホール料金(よくある不具合)、シマノ サービス販売用グリス・オイル一覧表、ダイワ SLP WORKS コネクターグリス501(2026年11月2日確認)

純正メンテナンス用品はどれを買えばいい?シマノ・ダイワ8品を比較

シマノのリールならオイル・グリスのセット SP-003H、ダイワならリールガード スプレーセット、電動リールにはさらにコネクター用グリスを1本足す、が基本の買い方です。価格は各社公式サイトの2026年11月2日時点で、シマノのスプレーはメーカー希望本体価格(税別)、シマノのサービス用グリスはサービス販売価格(税込)、ダイワは税抜です。

製品名種類・容量主な使用箇所(公式)価格
シマノ リールメンテナンススプレー オイル・グリスセット SP-003HAmazon|楽天|Yahoo!オイル60ml+グリス60mlオイル:スプール軸部・ベアリング(全般)/グリス:ギア・駆動部・ベアリング(全般)1,950円(税別)
シマノ リールグリススプレー SP-023AAmazon|楽天|Yahoo!グリス60mlギア・駆動部・ベアリング(全般)。両軸・電動に●1,150円(税別)
シマノ リールオイルスプレー SP-013AAmazon|楽天|Yahoo!オイル60mlスプール軸部(全般)、ベアリング(全般)。両軸・電動に●1,100円(税別)
シマノ サービス用グリス ACE-2 DG04Amazon|楽天|Yahoo!グリス30g両軸・電動全般のギア類(ティアグラは除く)935円(税込)
シマノ サービス用 コネクター部グリス DG15Amazon|楽天|Yahoo!グリス30g電動リールのコネクター部935円(税込)
ダイワ リールガード スプレーセットAmazon|楽天|Yahoo!オイル100ml+グリス100mlグリスはハンドルノブ・クラッチ・ウォームシャフト(ベイト・電動)。オイルは電動には推奨されないオープン価格
ダイワ リールガード グリス BIGAmazon|楽天|Yahoo!グリス200ml同上。2wayノズルの徳用サイズ2,270円(税抜)
ダイワ SLP WORKS SLPW コネクターグリス501Amazon|楽天|Yahoo!グリス10g電動リールの電源コネクター部の防錆。インフィニットストッパー・ドラグワッシャーには使わない1,000円(税抜)

シマノのスプレーは「ステラ、アンタレス純正のグリスとオイル」で、素材は鉱物油です。ダイワのリールガードは「オイルは高い浸透性を発揮、グリスは優れた防錆性を発揮」で、BIG は「簡単切り替え2wayノズル」です。ダイワの電動リールにはリールガードオイルを使わないので、ダイワの電動だけならグリス単品(またはグリス BIG)とコネクターグリス501 の2本で足ります。

シマノ リールメンテナンススプレー オイル・グリスセット SP-003H

シマノ リールメンテナンススプレー オイル・グリスセット SP-003H

シマノ リールグリススプレー SP-023A

シマノ リールグリススプレー SP-023A

シマノ 純正 サービス用 コネクター部グリス DG15(電動リールのコネクター部)

シマノ 純正 サービス用 コネクター部グリス DG15(電動リールのコネクター部)

ダイワ リールガード スプレーセット(オイル100ml+グリス100ml)

ダイワ リールガード スプレーセット(オイル100ml+グリス100ml)

ダイワ リールガード BIG オイル/グリス/スプレーセット(各種)

ダイワ リールガード BIG オイル/グリス/スプレーセット(各種)

ダイワ SLP WORKS SLPW コネクターグリス501(電動リール 電源コネクター専用)

ダイワ SLP WORKS SLPW コネクターグリス501(電動リール 電源コネクター専用)

出典:シマノ リールメンテナンススプレー 製品ページ、シマノ サービス販売用グリス・オイル一覧表、ダイワ リールガード オイル/グリス/スプレーセット、ダイワ リールガード BIG、ダイワ オイル・グリス用途一覧表、ダイワ SLP WORKS コネクターグリス501(2026年11月2日確認)

オーバーホールはいつ出す?料金はいくら?

シマノは半年に一度、ダイワは年に一度を目安にしています。シマノの早見表には「日頃のメンテナンス(お手入れ)だけでは中に入った泥や海水などによる、摩耗や腐食の進行は防げません。ご使用状況にもよりますが、半年に一度を目安にオーバーホールにお預けいただくことをお勧め致します」とあります。ダイワの用途一覧表は「年に一度は(株)スポーツライフプラネッツにオーバーホールに出されることをお薦めします(有料)」です。

シマノのオーバーホール料金は2026年11月2日時点で次のとおりです。ティアグラは電動リールの料金区分になります。どちらも工賃とパーツ代の合計が上限(両軸16,500円・電動22,000円)を超える場合は見積もりが提示されます。

種類/コースフルメンテナンスコース(税込工賃)スタンダードコース(税込工賃)内容の違い
両軸(ベイト)リール4,180円+交換パーツ代3,630円フルは全箇所の分解洗浄・グリスアップ+不具合改善のパーツ交換。スタンダードはパーツ交換なし
電動リール5,500円+交換パーツ代4,950円分解対象はスプール部・フレーム・本体・モーター・カウンター・ハンドル・レベルワインド・ソケット部。ワカサギ レイクマスターコースは3,410円

スタンダードコースを選んでも「内部パーツ破損・完全固着等の通常使用が不可能であると作業者が判断した場合」はフルメンテナンスコースに変更されます。シマノの「オーバーホールのススメ」には、自分でメンテナンスしたら回転が重くなった人へ「グリスの付けすぎが原因の可能性があります」、水没させた人へ「そのまま放っておくと故障して使えなくなることもあります」と書かれていて、トラブルが出る前に「定期診断」に出す感覚をすすめています。依頼はシマノ製品取扱販売店に預けるか、ダイレクト修理サービスで直接送る2通りです。ダイワは SLP(スポーツライフプラネッツ)が窓口で、料金は機種ごとに違うので SLP の公式で確認してください。

出典:シマノ 早見表(オーバーホールの目安)、シマノ 両軸リール オーバーホール料金、シマノ 電動リール オーバーホール料金、シマノ オーバーホールのススメ、ダイワ オイル・グリス用途一覧表(2026年11月2日確認)

よくある失敗と対策は?

失敗何が起きるか(出典)対策
釣行後に洗わず、次の釣りまで放置サビ・潮噛みでネジやハンドルノブが回らなくなる(ダイワ 釣り入門)海釣りのあとはすぐ真水で洗う。洗えない日は湿らせた布で拭く(シマノFAQ)
電動リールを水に浸けて洗う、お湯で洗う故障の原因。「海水で洗ったり、水の中につけて洗うことは絶対にしないでください」(ダイワ)水をかけて流すだけ。給湯器は30℃以下、洗剤は中性のみ
水抜き穴にスプレーする水の抜け道をふさぐ。「絶対にしないでください」(ダイワ)水抜き穴の位置を取扱説明書で確認し、そこには吹かない
ダイワの電動リールにリールガードオイルを吹く「電動リール:全般の箇所に推奨できません」(ダイワ 用途一覧表)ダイワの電動はウォームシャフト部にリールガードグリスをひと吹きだけ
グリスを付けすぎる回転が遅く重くなる(シマノ オーバーホールのススメ)ひと吹き・少量。重くなったらメーカーのオーバーホールへ
電源コードをつけたまま保管、ワニグチを濡れたまま放置断線・ショート、通電しない・途中で切れる(ダイワ、シマノ)コードは外して保管。ワニグチはカバーを外して乾かし、コネクターにコネクターグリス
古いコードを使い続ける「古いコードは断線、ショート等故障の原因」(ダイワ)2年または使用60回で交換(ダイワ)
自分でボディを開けてグリスアップ電動は「分解組み立ては極めて困難」(ダイワ)。自己メンテによる破損・回転不良は保証外内部はメーカーのオーバーホール(シマノ半年・ダイワ1年の目安)に任せる

出典:ダイワ 電動リール WEB取扱説明書、ダイワ オイル・グリス用途一覧表、ダイワ 釣り入門、シマノ よくあるご質問、シマノ オーバーホールのススメ、シマノ 電動リール オーバーホール料金(2026年11月2日確認)

まとめ

  • 両軸・電動リールは真水で洗ってよい。ダイワの電動は中性洗剤(水1Lに1.5mL)とスポンジで洗い、水をかけて流す。水に浸けない・海水で洗わない・30℃以上のお湯を使わない
  • 洗ったら水を切って陰干し。ハンドルノブの内側に水がたまりやすい。保管はドラグを緩める(ダイワ)
  • 注油はシマノの早見表どおり:ギア=DG04 ACE-2、ハンドル部・ウォームシャフト=DG06 SHIP-0、スプール軸・ベアリング=オイル、電動のコネクター=DG15。市販品なら SP-003H(オイル・グリスセット 1,950円 税別)
  • ダイワの電動はウォームシャフト部にリールガードグリスをひと吹きだけ。リールガードオイルは電動に推奨されない。グリスはハンドルノブ・クラッチ・ウォームシャフト以外に推奨されない
  • 水抜き穴・マグシールド・インフィニットストッパー・ドラグワッシャー・撥水パーツには注油しない
  • 電動のコードは拭いて乾かし、コネクターにコネクターグリス(シマノ DG15 935円 税込/ダイワ SLPW 501 1,000円 税抜)。コードは2年または60回で交換
  • 内部は分解せず、オーバーホールへ。シマノは半年に一度(両軸3,630〜4,180円・電動4,950〜5,500円 税込工賃)、ダイワは年に一度 SLP へ

よくある質問(FAQ)

電動リールは水で洗っても大丈夫ですか?

大丈夫です。ダイワの電動リール WEB取扱説明書は「このリールは水洗いできる『洗える電動リール』です」として、中性洗剤を含ませたスポンジで洗い、水をかけて洗剤と塩分を流す手順を案内しています。ただし水の中に浸ける・海水で洗う・30℃を超えるお湯を使うことは禁止で、洗ったあとはよく水を切って陰干しします。

両軸リールのどこにオイルを差せばいいですか?

シマノの早見表では、両軸リールのスプール軸とベアリングがオイル(SSRO-01、B-100、市販品ならリールオイルスプレー SP-013A)で、ギア・ウォームシャフト・ハンドル部・ドラグ部はグリスです。ダイワのベイトリールはリールガードオイルを「スプールボールベアリング・スプールシャフト以外の箇所には推奨できません」としているので、オイルはスプール軸受けだけと覚えてください。

電動リールのコネクターにはどのグリスを使いますか?

シマノは早見表で「電源コネクター部:DG15 コネクター部グリス(30g)」を指定していて、サービス販売価格は935円(税込)です。ダイワは取扱説明書で SLP WORKS の「SLPW コネクターグリス501」(10g・1,000円 税抜)を推奨グリスとしています。コードを拭いて完全に乾かしてから塗ります。

水抜き穴に注油してもいいですか?

いけません。ダイワは電動リールの取扱説明書とオイル・グリス用途一覧表の両方で「水抜き穴への注油は、絶対にしないでください」と書いています。マグシールド・インフィニットストッパー部にもオイル・グリスを注油せず、ドラグワッシャーには専用のドラググリスだけを使います。

オーバーホールはどのくらいの頻度で、いくらかかりますか?

シマノは半年に一度、ダイワは年に一度を目安にしています。シマノの工賃は2026年11月2日時点で、両軸リールがフルメンテナンス4,180円・スタンダード3,630円、電動リールがフルメンテナンス5,500円・スタンダード4,950円(いずれも税込、フルは交換パーツ代が別)です。ダイワは SLP(スポーツライフプラネッツ)が窓口で、料金は機種ごとに公式で確認してください。

ABOUT ME
たぬき|コスパで選ぶ釣り人
東京湾を中心に、外房のヒラマサ、タイラバ、相模湾のカツオ・キハダ、湾奥のシーバス、芦ノ湖のレイクジギングまで楽しんでいるゆとり世代の釣り好きです。釣り歴=年齢です。2級小型船舶免許を取ってからは、レンタルボートでの釣りも増えました。2020年からこのブログで、釣りの記録と道具の話を書いています。 ロッド・リール・ウェアなどを「結局どれがコスパ最強か」という目線で比べています。価格と仕様はメーカー公式で確認し、確認した時点を記事に書いています。高いリールでも中古で高く売れるなら実質の負担は小さい、というのがブログ名の由来です。 好きな言葉は「コスパ最強」。PADI AOW も持っています。