この記事の結論

  • サワラのブレードジギングは、ブレード(回転する金属板)の付いた30〜60gの小さなジグをキャストし、狙いのタナまで沈めてから「リールから煙が出るくらい」超高速でただ巻きする釣りです(シマノ・ダイワの製品解説)。船宿のジグ指定は、かみや40〜50g・吉久40〜60g・弁天屋30〜50g・入舟40gです(2026年11月8日確認)。
  • 道具は7フィート前後の硬めのキャスティングロッド(ボートシーバスロッドで可)か専用のブレードジギングロッド、スピニングリール4000〜5000番のハイギア、PE1.5〜2号、リーダー30〜50lb(ナイロン40lbが2軒の指定)。サワラは歯が鋭いので、リーダーは太めにして毎回チェックします。
  • 東京湾の船宿はかみや(羽田)13,000円・吉久(浦安)13,000円・船宿吉野屋(浦安)12,000円(税込)・弁天屋(金沢八景)11,000円・入舟(千住)10,000〜12,000円。レンタルタックルがない船宿がほとんどで、吉久は「間に合わせのタックルは禁止」と明記しています(2026年11月8日確認)。
  • 釣り方はキャスト→カウントダウン→高速巻きの繰り返し。ティップを下げて巻くとカウンター気味のバイトも掛けやすい(シマノ 鈴木斉氏)。バーブレスフック指定の船宿(吉久)があるので、予約時に確認してください。

東京湾のサワラは、晩夏から冬にかけてルアー船の人気ターゲットです。千葉県浦安市の吉久は2026年8月29日からルアーサワラ船を始め、11月6〜8日の3日間で船中サワラ37本・サゴシ90本を公式釣果に載せています(2026年11月8日確認)。やることは「投げて、沈めて、全力で巻く」だけですが、初めてだと「ジグは何g?」「PEとリーダーの太さは?」「リールは何番?」「どの船宿で、いくら?」「どのくらい速く巻く?」と迷うところが多い釣りです。

この記事では、東京都大田区(羽田)・足立区(千住大橋)、千葉県浦安市、神奈川県横浜市(金沢八景)の船宿5軒の公式案内、Honda釣り倶楽部の釣魚図鑑、シマノ・ダイワ・メジャークラフトの製品ページをもとに、時期・料金・道具・ジグ・釣り方を初めての人向けに順番にまとめます。数字にはすべて出典と確認日を付けています。ジギング全般がまだの人は、先にライトジギング入門を読むと道具の違いが分かりやすいです。

サワラのブレードジギングとはどんな釣り?

ブレードジギング(BLJ)は、ブレードの付いた小型ジグを船からキャストして広く探り、超高速リトリーブでサワラや青物に口を使わせる釣りです。ダイワはリアルブレードTGの製品ページで「鰆など青物をターゲットにしたこの釣りは、ボートからキャスティングして広く探る釣りが主流で、キャスティング&高速リトリーブというスタイルが広く認知されてきている」と説明し、シマノはグラップラー タイプ ブレードのページで「瀬戸内海の広島・岩国沖におけるサワラ狙いから火が付き、大阪湾、日本海、東京湾、九州など各地に飛び火した」「その核心は『リールから煙が出るくらい速く巻き続けろ』と称されるほどの超高速リトリーブにある」と書いています。

  • サワラはサバ科サワラ属の魚で、最大1.2m。満1歳で約50cm、2歳で70cm前後、3歳で80cm前後と成長が速い(Honda釣り倶楽部)。関東では50cm前後の若魚を「サゴシ」、大きいものを「サワラ」と呼び分ける船宿が多く、吉久の釣果もサワラとサゴシを分けて数えている
  • Honda釣り倶楽部は「関東・東北エリアでも沖のルアー釣りで専門分野が確立されつつある。魚型のプラグのほか、メタルジグへの反応がよい。鋭い歯でラインを切られぬよう工夫が必要」と説明
  • 釣期は周年だが「高水温期は内湾域、低水温期は内湾から外洋につながる水道域や外洋」と釣り場が季節で変わる(Honda釣り倶楽部)。東京湾の船宿は晩夏〜冬に出船(吉久は8月29日開始、11月上旬も連日出船)
  • かみやは「超早巻きが必須のハードな釣り」「サワラ以外にタチウオやイナダなど交じる事も多い」、吉久の釣果にもイナダ・ショゴが混じると記載
  • 食べ方:「釣りたての透明な刺身が食べられるのは釣り人の特権」「鮮度がよいものはシンプルな塩焼きが抜群に旨い」(Honda釣り倶楽部)。身が傷みやすいので船上での血抜きと氷は必須

出典:Honda釣り倶楽部 釣魚図鑑 サワラの特徴、Honda釣り倶楽部 サワラの仕掛け、ダイワ リアルブレードTG、シマノ グラップラー タイプ ブレード、吉久 釣果

いつ・どこで釣れる?東京湾の船宿と料金はいくら?

東京湾では羽田・千住・浦安・金沢八景の船宿がルアーサワラ船を出しています。公式サイトで料金とタックル指定を確認できたのは次の5軒です。かみやは「リクエスト乗合」(船長が釣り物を決める企画で4名から出船)、吉久はネット予約限定、入舟は6名以上で出船と、予約の形が船宿ごとに違います。

船宿(港)料金出船・含まれるものレンタル・販売予約の形
かみや(東京都大田区・羽田)ルアーサワラ リクエスト乗合 13,000円出船7時。氷は乗船料に含まれず桟橋で購入。JR蒲田駅東口から送迎バス(6:20まで)レンタルタックルなし。ジグの販売なし。ライフジャケット(Aタイプ)は貸し出しあり船長企画のリクエスト乗合。4名より出船、出船確定日はネット予約不要(11/8・11/11が出船確定)
吉久(千葉県浦安市)ルアーサワラ船 13,000円(18名限定、女性料金なし)6時までに受付、6時30分出船。サービス氷1つ(追加は受付で購入か持参)レンタルなし「間に合わせのタックルは禁止」。船でTGブレードジグ販売2,000〜3,000円ネット予約のみ(電話予約不可)。乗船希望日の1か月前〜前日20時まで
船宿吉野屋(千葉県浦安市)【ルアー】ワラサ・カンパチ・サワラ等 12,000円(女性11,000円、15歳まで7,000円、税込)出船時間はルアー船の記載なし(船宿に確認)。各釣り物に出船最少人数(2〜5名)あり公式料金表に記載なし(船宿に確認)電話・公式サイト
弁天屋(神奈川県横浜市金沢区・金沢八景)全日船サワラ※ルアー 11,000円(氷1つ付)出船7:15/帰港15:30〜16:00。サングラス必着レンタル品の取り扱いなし(各自用意)。駐車場 平日500円・土日祝1,000円(3名以上同乗で無料)電話予約(受付8:00〜20:00)
入舟(東京都足立区・千住大橋)ルアーサワラ釣りプラン 乗合 10,000〜12,000円(釣行時間別に変動)6:00〜最長19:00(釣り終了は最長17:30)。氷付き。出船時刻は時期で変動このプランはレンタルタックルなし6名以上で出船。電話・予約カレンダー

2026年11月8日に各船宿の公式サイトで確認。船宿吉野屋は税込表記、ほかは税の表記なし。キャンセル料、割引、定休日、集合時刻は各船宿の公式で確認してください。かみやのルアーサワラは常設の乗合ではなく、公式サイトの「今週の船長リクエスト乗合情報」に出た日だけの出船です。

どの船宿もタックルの貸し出しがない(吉野屋は記載なし)ので、道具を一式そろえてから予約するのがこの釣りの前提です。初めてで道具がない人は、ボートシーバスロッドやショアジギングタックルを流用できるか、下の指定表で確認してください。東京湾のほかのルアー船の料金感はライトジギング入門・タチウオジギング入門・東京湾のシーバス釣り入門にまとめています。

出典:かみや トップ(リクエスト乗合情報)、吉久 トップ(ルアーサワラ船のご予約)、船宿吉野屋 乗合船料金表、弁天屋 釣りプラン・料金、入舟 釣りプラン

船宿のタックル指定は?(ジグの重さ・PE・リーダー・リール)

4軒の指定を並べると、ブレードジグ30〜60g、PE1.5〜2号、リーダー30〜50lb(8〜10号)、スピニングリール4000〜5000番、7フィート前後の硬めのロッド、に収まります。乗る船宿の指定に合わせるのが最優先で、迷ったらこの範囲の真ん中(ジグ40g・PE1.5号・リーダー40lb・4000番ハイギア)を選べば、どの船宿にも持ち込めます。

船宿ロッドリール道糸(PE)リーダーブレードジグそのほか
かみや7フィート前後の硬めなシーバスロッドで対応可スピニング3000番以上必須、5000番が良い1.5〜2号厳守40lb位ブレード付きジグ40〜50g(販売なし)レンタルなし
吉久サワラロッド7ft前後、M〜MHのボートシーバスロッドなどスピニングHG・XG 4000〜5000番1.2〜2号(1.5号推奨)ナイロン40lbブレード40〜60g。ベイトに合わせて小さいシルエットと板系の大きめの両方。ミノー(140mmクラス)もフックはバーブレス限定。フィッシュグリップ各自持参
弁天屋キャスティングロッド6〜7フィート、60〜100g負荷スピニング4000〜8000番台1.5〜2号8〜10号30〜50gサングラス必着
入舟記載なし記載なし1.5〜2号を300m30〜50ポンド40gレンタルなし

2026年11月8日に各船宿の公式サイトで確認。船宿吉野屋はタックル指定の記載なし。リーダーの「号」と「lb」はおおむね8号≒30lb、10号≒40lbの関係です(メーカーにより異なるので製品表示を確認)。

出典:かみや、吉久、弁天屋、入舟

必要な道具は?(ロッド・リール・ライン・リーダー)

基本セットは、7フィート前後の硬めのキャスティングロッドかブレードジギング専用ロッド、スピニングリール4000〜5000番のハイギア、PE1.5号を300m、ナイロンかフロロのリーダー40lb前後、ブレードジグ30〜60gを数個です。ライトジギングのベイトタックル(ライトジギングロッド比較・ジギング用ベイトリール比較)は投げる釣りに向かないので、この釣りはスピニングで組みます。

道具目安根拠
ロッド7フィート前後、キャストMAX60〜100g、PE1.5〜2号対応のスピニングロッド。ボートシーバスロッドのM〜MHで可(かみや・吉久)。専用ロッドならグラップラー タイプ ブレード、アウトレイジ BR BLJかみや、吉久、弁天屋、シマノ、ダイワ
リールスピニング4000〜5000番のハイギア(HG・XG)。シマノのボートサワラ製品ページでは鈴木斉氏がツインパワー4000番ハイギア、家田成大氏がC5000XGを推奨かみや、吉久、弁天屋、シマノ
道糸PE1.5号を300m(入舟)。かみやは1.5〜2号厳守、吉久は1.5号推奨。カラーマーキング入りだとカウントダウンの再現性が上がる(シマノ 鈴木斉氏)入舟、かみや、吉久、シマノ
リーダーナイロン40lb(吉久)、40lb位(かみや)、30〜50lb(入舟)、8〜10号(弁天屋)。シマノのスタッフはフロロ25lb・ナイロン30lbを使用。歯で傷むので釣行中もこまめに点検・交換吉久、かみや、入舟、弁天屋、シマノ
ジグブレード付き30〜60g。タングステン製は小さくても重く、飛距離とフォール速度で有利(シマノ・ダイワ)各船宿、シマノ、ダイワ
フック吉久はバーブレス限定。市販ジグのフックは標準装備(シングル#8〜#1/0)で、バーブレス指定ならペンチでカエシを潰す吉久、各製品ページ
サングラス・グリップ・氷弁天屋はサングラス必着、吉久はフィッシュグリップ持参・氷は追加購入か持参。歯が鋭いので手で持たない偏光サングラス比較、フィッシュグリップ比較、クーラーボックス比較
ライフジャケット・防寒桜マーク付きの着用が義務。かみやは「国交省認定のAタイプ」と明記。冬は防寒必須ライフジャケット比較、冬の寒さ対策

持ち物の全体は船釣りの持ち物リスト、PEラインとリーダーの選び方は船用PEライン比較・ショックリーダー比較を参考にしてください。

ロッド:専用ロッドはシマノ2シリーズ・ダイワ1シリーズ

ブレードジギング専用ロッドは、シマノのグラップラー タイプ ブレード(31,500〜32,500円・税別)と廉価版のグラップラー BB タイプ ブレード(19,400〜19,900円・税別)、ダイワのアウトレイジ BR BLJ(29,000〜29,600円・税抜)があります。いずれも「浅場・軽いジグ向け」「オールラウンド」「深場・大型向け」の3番手構成で、東京湾の水深20m前後(吉久の釣り場)・ジグ30〜60gなら一番軽い番手(S70-0/610MHS)か真ん中(S68-1/68HS)が合います。

製品全長/自重キャストウェイトジグ(バーチカル)適合PE価格公式の説明
シマノ グラップラー タイプ ブレード S70-0Amazon|楽天|Yahoo!2.13m/114gMAX60g20〜80gMAX1.5号31,500円(税別)水深60m+α。近海をオールラウンドに、インショアの浅いエリアのキャスト攻略
シマノ グラップラー タイプ ブレード S68-1Amazon|楽天|Yahoo!2.03m/114gMAX90g30〜120gMAX2号31,500円(税別)水深80m+α。パワー重視、大型のサワラや青物
シマノ グラップラー タイプ ブレード S66-2Amazon|楽天|Yahoo!1.98m/117gMAX120g40〜160gMAX2号32,500円(税別)水深〜100m+α。深場バーチカルや遠投
シマノ グラップラー BB タイプ ブレード S70-0Amazon|楽天|Yahoo!2.13m/117gMAX60g20〜80gMAX1.5号19,400円(税別)近海オールラウンダー。浅いエリアのキャスト攻略
シマノ グラップラー BB タイプ ブレード S68-1Amazon|楽天|Yahoo!2.03m/121gMAX90g30〜120gMAX2号19,400円(税別)スタンダード。潮が速いエリアや遠投重視
シマノ グラップラー BB タイプ ブレード S66-2Amazon|楽天|Yahoo!1.98m/120gMAX120g40〜160gMAX2号19,900円(税別)大型サワラ・青物対応パワーモデル
ダイワ アウトレイジ BR BLJ 610MHSAmazon|楽天|Yahoo!2.08m/137gMAX70g20〜100gMAX1.5号29,000円(税抜)シャローエリアモデル。水深60mまで、キャストで水深40m+α
ダイワ アウトレイジ BR BLJ 68HSAmazon|楽天|Yahoo!2.03m/139gMAX100g30〜140gMAX2号29,300円(税抜)オールラウンドモデル。水深90mまで
ダイワ アウトレイジ BR BLJ 66XHSAmazon|楽天|Yahoo!1.96m/144gMAX130g40〜180gMAX2号29,600円(税抜)ディープエリアモデル。水深120mまで、ドテラ流しにも

シマノは本体価格(税別)、ダイワはメーカー希望本体価格(税抜)。2026年11月8日に各公式サイトで確認。キャストウェイトはアンダー・サイドキャストを想定した値(各社注記)。

専用ロッドの共通点は、高速巻きでもブレない柔らかめのティップと、脇に挟んで巻ける長さのグリップです。シマノは「ソフトティップの搭載で超高速リトリーブ中もブレを抑え、ルアーの動きを安定させるクッション性とバイトに対する喰い込みやすさを両立」、ダイワは「サワラのバイトを弾かないしなやかなティップとブリなどの青物にも対応する強いバットパワー」「大口径ガイドを採用しキャスト時の糸絡みを大幅に軽減」と説明しています。まず1本なら、船宿が「ボートシーバスロッドで可」としているので手持ちのM〜MHを使い、はまったら専用ロッドに替える順番で十分です。

シマノ 23 グラップラー タイプ ブレード(各種・S70-0/S68-1/S66-2)

シマノ 23 グラップラー タイプ ブレード(各種・S70-0/S68-1/S66-2)

シマノ 25 グラップラー BB タイプ ブレード S70-0

シマノ 25 グラップラー BB タイプ ブレード S70-0

ダイワ アウトレイジ BR BLJ(各種・610MHS/68HS/66XHS)

ダイワ アウトレイジ BR BLJ(各種・610MHS/68HS/66XHS)

出典:シマノ グラップラー タイプ ブレード、シマノ グラップラー BB タイプ ブレード、ダイワ アウトレイジ BR BLJ

リール:スピニング4000〜5000番のハイギアで

船宿の指定はスピニング4000〜5000番(かみやは3000番以上・5000番が良い、弁天屋は4000〜8000番台)、ギア比はハイギア(HG・XG)です。シマノのボートサワラ製品ページでも「高速リーリングで使うのが前提なので、少し大きめのサイズを選ぶといい。巻き取りスピード、パワーともに余裕があるリールがおすすめ」(鈴木斉氏)、「速く巻くことが出来るリールなら、速度を落とすことは簡単」(家田成大氏、C5000XG推奨)と、大きめ・ハイギアをすすめています。

シマノの汎用スピニング4機種(ステラ・ヴァンキッシュ・ツインパワー・ストラディックの4000XG)の価格と実質コストはシマノ汎用スピニング4機種のコスパ比較にまとめています。2026年10月時点の本体価格(税別)は24ツインパワー 4000XGが55,000円、23ストラディック 4000XGが30,300円です。ツインパワー・ストラディックともPE1.5号を300m前後巻ける4000番で、ドラグも青物まで対応できます。中古のステラという選択肢はステラの実質コスト計算を参考にしてください。

出典:シマノ オシア メタルショットTG ボートサワラ(スタッフのタックル)、かみや、吉久、弁天屋

ライン・リーダー:PE1.5号+リーダー40lb、歯対策は「太め・点検・交換」

道糸はPE1.5号(かみや1.5〜2号厳守、吉久1.5号推奨、弁天屋1.5〜2号、入舟1.5〜2号を300m)、リーダーはナイロン40lb(吉久)か40lb位(かみや)が東京湾の標準です。Honda釣り倶楽部が「鋭い歯でラインを切られぬよう工夫が必要」と書くとおり、サワラは歯でリーダーを切る魚です。吉久の11月6日の釣果には「ラインブレイクもパツレンでキャッチ率悪く、、、セッティングは完璧にお願いします」とあります。

  • リーダーは船宿指定の太さ(30〜50lb)を守る。細いと歯で切られ、太すぎるとジグの動きと飛距離が落ちる
  • 1尾釣るごと・ジグを回収するごとにリーダーの傷を指で確認し、ザラつきがあれば結び直す。替えのリーダーとジグは多めに
  • ナイロンとフロロのどちらでもよい(吉久はナイロン40lb指定、シマノのスタッフはフロロ25lb・ナイロン30lb)。迷ったら船宿指定に合わせる
  • PEは色分け(マーキング)入りが便利。「深めのレンジまで沈めて探ることが多いときはカラー付きのものが使いやすい。アタるレンジ、ベイトのいるレンジを再現性高くダイレクトに探れる」(シマノ 鈴木斉氏)
  • ワイヤーリーダーは各船宿の公式に指定がないため、この記事では扱わない。使う場合は船宿に確認

出典:Honda釣り倶楽部 サワラの特徴、吉久 釣果(11月6日)、シマノ オシア メタルショットTG ボートサワラ、かみや、入舟

ブレードジグはどれを選ぶ?重さと素材の目安

東京湾の船宿指定(30〜60g)に合うのは、タングステン製ならシマノ オシア メタルショットTG ボートサワラ(32g・2,250円)・オシア タングマンブレード(40g 2,700円・50g 2,900円)、ダイワ リアルブレードTG(30g 2,100円〜60g 2,800円)・TGベイト BLJ(30g 2,300円〜60g 3,200円)、鉛製ならメジャークラフトのジャイアントキリング ボンバースピン(30g 730円〜60g 840円)・マキジグ ジェット(30g 800円〜60g 930円)です。価格はシマノが本体価格(税別)、ダイワがメーカー希望本体価格(税抜)、メジャークラフトが税別(税込は表に併記)で、2026年11月8日に公式サイトで確認しました。

製品重さ(船宿指定に合う番手)素材価格フック・ブレード公式の説明
シマノ オシア メタルショットTG ボートサワラ JU-T32WAmazon|楽天|Yahoo!32g(全7色)タングステン2,250円(税別)シングル#8、コロラドブレード「サワラ狙いにチューニング」「高速リーリングでも浮き上がりにくく一定レンジをキープ」。前方寄り重心
シマノ オシア タングマンブレード JU-B04X/JU-B05XAmazon|楽天|Yahoo!40g(60mm)・50g(62mm)タングステン40g 2,700円/50g 2,900円(税別)シングル#1、ゴールド系ボディは金ブレードコンパクトボディで「ベイトサイズが小さいときにも威力」。ブレードは交換可
ダイワ リアルブレードTGAmazon|楽天|Yahoo!30g(43.5mm)・40g(47.5mm)・60g(50.0mm)(80gもあり)タングステン30g 2,100円/40g 2,300円/60g 2,800円(税抜)管付ムロアジ#1/0、コロラドブレード、ボールベアリングスイベル「ブレードジギング(BLJ)対応」。独自のフィン構造でキャスト・フォール時のフック絡みを防止
ダイワ TGベイト BLJAmazon|楽天|Yahoo!30g(55mm)・45g(64mm)・60g(68mm)(80g・100gもあり)タングステン30g 2,300円/45g 2,700円/60g 3,200円(税抜)BLJアシストフックSS標準装備、サクサスボールベアリングスイベルTGベイトのリアルシェイプにブレード搭載。「サワラオレンジグロー」カラーあり。2026年9月に新色追加
メジャークラフト ジャイアントキリング ボンバースピンAmazon|楽天|Yahoo!30g・40g・60g(20〜100g展開)鉛(公式に素材の記載なし)30g 730円(税込803円)/40g 780円(858円)/60g 840円(924円)簡単ブレードフック(フッ素コート)「超スピード巻きでもブレない実釣主義のサワラジグ」。リアプレートで直進性を確保
メジャークラフト マキジグ ジェットAmazon|楽天|Yahoo!30g・40g・60g鉛(公式に素材の記載なし)30g 800円(税込880円)/40g 850円(935円)/60g 930円(1,023円)(ノーマルカラー)ブレード付き「巻くだけジグ」。リア重心で飛距離、「ロングボディがサワラ・サゴシ狙いにおススメ」

2026年11月8日に各公式サイトで確認。メジャークラフトの2製品は公式ページに素材の記載がなく、タングステンの表記がないため鉛と推定して書いています(購入時に確認してください)。ライブベイトカラー・ダメージ鱗カラーのマキジグ ジェットは別価格。

選び方の軸は「タングステンか鉛か」と「シルエットの大きさ」です。シマノの角井良隆氏は「タングステン製ジグはボディが小さく引き抵抗も小さくなるので疲れにくい」「サワラは速く沈むルアーに対して好反応を示すことが多い」「手返しの速さが強み」と説明し、吉久も「ベイトサイズに合わせてシルエット小さめのものと板系の大きめもあるといい」と案内しています。予算を抑えるなら鉛のボンバースピン・マキジグ ジェットで数をそろえ、小さいベイトのときや飛距離が欲しいときにタングステンを1〜2個足す形が現実的です。カラーはシマノのスタッフの使い分け(ナチュラルなブルー系が基本、朝夕・濁り・ボトム狙いはゴールド系、曇天はケイムラ)が参考になります。

シマノ オシア メタルショットTG ボートサワラ 32g(各種)

シマノ オシア メタルショットTG ボートサワラ 32g(各種)

シマノ オシア タングマンブレード 40g/50g(各種)

シマノ オシア タングマンブレード 40g/50g(各種)

ダイワ リアルブレードTG 30〜80g(各種)

ダイワ リアルブレードTG 30〜80g(各種)

ダイワ TGベイト BLJ 30〜100g(各種)

ダイワ TGベイト BLJ 30〜100g(各種)

メジャークラフト ジャイアントキリング ボンバースピン 60g

メジャークラフト ジャイアントキリング ボンバースピン 60g

メジャークラフト マキジグ ジェット 30g/40g/60g(各種)

メジャークラフト マキジグ ジェット 30g/40g/60g(各種)

タチウオ用のメタルジグ(タチウオジギング入門で紹介した100〜150g)や、ショアジギング入門の40gジグにブレードを後付けして流用することもできますが、船宿の指定重さの範囲内かを確認してください。

出典:シマノ オシア メタルショットTG ボートサワラ、シマノ オシア タングマンブレード、ダイワ リアルブレードTG、ダイワ TGベイト BLJ、メジャークラフト ボンバースピン、メジャークラフト マキジグ ジェット、吉久

釣り方の手順は?(キャスト→カウントダウン→超高速巻き)

基本は、船長の指示するレンジまでカウントダウンで沈め、ティップを下げてロッドをルアーの方向に向け、全力でただ巻きすることです。シマノのボートサワラ製品ページでスタッフ2名が説明している手順をまとめます。

  • 1. キャスト:船長の合図でアンダーかサイドで投げる(ロッドのキャストウェイトはアンダー・サイドキャストを想定)。ナブラ(魚が水面で小魚を追う場所)が出たら、飛距離が出るタングステンジグが有利
  • 2. カウントダウン:「キャストしてからカウントダウンし、高速巻きというのが使い方の基本。どのくらいのレンジを探るかは船長の指示に従ってもらうといい」(家田成大氏)。着底させてからの立ち上がりでアタることもある
  • 3. 超高速巻き:「ロングキャストして狙いのレンジまで落としてから速巻き、という流れが使い方の基本」「中速、高速、超高速という3つのスピードを、船の流れ方、方向、潮流の強さや方向によって使い分ける。潮がガンガン流れているときは中速、潮が流れていないときは超高速」(鈴木斉氏)
  • 4. ティップを下げる:「ロッドティップを下げ、ルアーの方向に向けて速巻きすることをおすすめします。サワラはカウンター気味にヒットすることも多いですが、そんなときでもすばやく対応したアワセが可能になり、バイトを弾くことなく掛けやすくなります」(鈴木斉氏)
  • 5. 掛けたら巻き続ける:専用ロッドは「ソフトティップ&ハードバット」で、掛けたあとは脇に挟んで巻き続ける設計(シマノ・ダイワ)。ドラグは事前に締め加減を確認
  • 6. 取り込み:歯が鋭いので手で口を持たない。フィッシュグリップで尾か顎を持ち(吉久は尾に目印として各自のグリップを付ける運用)、プライヤーでフックを外す。すぐに血抜きして氷へ
  • 7. すぐ次のキャスト:「サワラは、いつヒットするか分からない魚。やはりキャスト回数が多いほうがチャンスは増える」(角井良隆氏)

速さの目安は「リールから煙が出るくらい」(シマノ)、「超早巻きが必須のハードな釣り」(かみや)と表現されるとおり、ハイギアの4000〜5000番をフルスピードで巻きます。ただし「ときにはスロースピードが効くときもあるので、スピードはいろいろ試してもらうといい」(家田成大氏)とあるので、周りが釣れて自分だけ釣れないときは速度を変えてみてください。取り込みの道具はフィッシュグリップ比較・釣り用プライヤー比較・魚の締め具比較にまとめています。

出典:シマノ オシア メタルショットTG ボートサワラ(インプレッション)、シマノ オシア タングマンブレード(インプレッション)、シマノ グラップラー タイプ ブレード、ダイワ アウトレイジ BR BLJ、かみや、吉久

よくある失敗と対策

失敗原因対策
掛けたのにラインブレイクリーダーが細い、歯で傷んだリーダーをそのまま使った、結び目の強度不足船宿指定の30〜50lbを使い、1尾ごと・回収ごとに傷を確認して結び直す。吉久「セッティングは完璧に」
アタリはあるのに乗らない巻き速度が合っていない、ティップを上げて巻いていてアワセが遅れるティップを下げてルアーの方向に向けて巻く。中速・高速・超高速を潮に合わせて切り替える
キャストでフックが絡む・糸が絡むジグの構造や投げ方の問題、ガイドが小さいロッドフック絡み防止のフィン構造(リアルブレードTG)や大口径ガイドの専用ロッド(アウトレイジ BR BLJ)を選ぶ。サイド・アンダーで投げる
飛ばない・沈まない鉛の大きいジグ、細くないPE、向かい風タングステンの小型ジグに替える。PEは1.5号以内に
腕が疲れて巻けないリールが小さい・ローギア、ロッドが長すぎる4000〜5000番ハイギア、7フィート前後の専用ロッド。脇に挟んで巻く
船宿のルール違反バーブレス指定を知らなかった、間に合わせの道具、タバコ吉久はバーブレス限定・間に合わせタックル禁止・座席での紙巻きタバコ禁止。予約時に公式を読む

安全とマナー

ライフジャケットは桜マーク付き(国土交通省型式承認品)の着用が義務です。かみやは「国交省認定のAタイプじゃないとダメ」、吉久は「桜のマーク『国土交通省認可基準』に適した物が必要」と明記し、持っていない人には貸し出しがあります。サワラの歯は鋭く、手で口元を持つと大けがをします。フィッシュグリップとプライヤーで扱い、船上では魚を暴れさせないでください。

  • ライフジャケットはタイプA(桜マーク)を着用。選び方はライフジャケット比較。国交省の案内はライフジャケットの着用義務拡大
  • キャストは船長の合図と周りの人の位置を確認してから。アンダー・サイドキャストが前提(シマノ・ダイワのロッド設計)
  • 吉久:フックはバーブレス限定、尾の目印にフィッシュグリップ持参、紙巻きタバコは釣り座禁止(風下・船の中央で)
  • 弁天屋:サングラス必着(ジグやフックが飛ぶ釣りなので目の保護に)。偏光サングラス比較
  • かみや:氷は桟橋で購入。釣り座は先着順。出船30分前には到着
  • 入舟:釣りをしない人も乗船者全員が救命胴衣を着用
  • 冬は風と波しぶきで体温を奪われる。冬の船釣りの寒さ対策と持ち物リストで準備

出典:国土交通省 ライフジャケットの着用義務、かみや、吉久、弁天屋、入舟

まとめ

  • サワラのブレードジギングは、ブレード付きの30〜60gジグをキャストして超高速でただ巻きする釣り。東京湾では晩夏〜冬にルアーサワラ船が出る(吉久は8月29日開始、11月上旬も連日サワラ・サゴシの釣果)
  • 船宿はかみや13,000円・吉久13,000円・船宿吉野屋12,000円(税込)・弁天屋11,000円・入舟10,000〜12,000円(2026年11月8日確認)。レンタルなしが基本なので道具をそろえてから予約
  • 道具は7フィート前後の硬めのスピニングロッド(ボートシーバスロッドで可)、4000〜5000番ハイギア、PE1.5号300m、リーダー40lb前後。歯対策はリーダーの太さと点検・交換
  • 専用ロッドはグラップラー タイプ ブレード(31,500円〜)・グラップラー BB タイプ ブレード(19,400円〜)・アウトレイジ BR BLJ(29,000円〜)。東京湾の浅場なら一番軽い番手か真ん中
  • ジグはタングステン(メタルショットTG ボートサワラ・タングマンブレード・リアルブレードTG・TGベイト BLJ)と鉛(ボンバースピン・マキジグ ジェット)を重さ30〜60gでそろえる
  • 釣り方はキャスト→カウントダウン→ティップを下げて超高速巻き。速度は潮で中速〜超高速を切り替える。バーブレス指定の船宿がある

このブログの東京湾の青物ルアー船の釣行記は東京湾 青物ルアー船(2022/7/25)にあります。ジギング全般の道具はライトジギング入門、タチウオのジギングはタチウオジギング入門を参考にしてください。

よくある質問(FAQ)

サワラのブレードジギングのジグは何gを用意すればいい?

東京湾の船宿指定は、かみや40〜50g、吉久40〜60g、弁天屋30〜50g、入舟40gです(2026年11月8日確認)。40gを中心に30g・50〜60gを足しておけば、どの船宿の指定にも合います。

リーダーは何lb?ワイヤーは必要?

吉久はナイロン40lb、かみやは40lb位、入舟は30〜50lb、弁天屋は8〜10号を指定しています。ワイヤーリーダーの指定はどの船宿の公式にもなく、太めのナイロンかフロロを使い、1尾ごとに傷を確認して結び直すのが基本です。

ボートシーバスロッドやショアジギングロッドで代用できる?

かみやは「7フィート前後の硬めなシーバスロッドで対応可」、吉久は「M〜MHのボートシーバスロッドなど」と案内しています。キャストウェイトが40〜60gに対応し、PE1.5〜2号が使える7フィート前後のスピニングロッドなら代用できます。

リールは何番?ハイギアが必要?

かみやは3000番以上(5000番が良い)、吉久はHG・XGの4000〜5000番、弁天屋は4000〜8000番台を指定しています。超高速で巻き続ける釣りなので、ハイギア(HG・XG)の4000〜5000番が標準です。

レンタルタックルはある?

かみや・吉久・弁天屋・入舟はルアーサワラ船のレンタルタックルがないと公式に書いています(船宿吉野屋は記載なし)。吉久は「間に合わせのタックルは禁止」としているので、道具を一式そろえてから予約してください。

ABOUT ME
たぬき|コスパで選ぶ釣り人
東京湾を中心に、外房のヒラマサ、タイラバ、相模湾のカツオ・キハダ、湾奥のシーバス、芦ノ湖のレイクジギングまで楽しんでいるゆとり世代の釣り好きです。釣り歴=年齢です。2級小型船舶免許を取ってからは、レンタルボートでの釣りも増えました。2020年からこのブログで、釣りの記録と道具の話を書いています。 ロッド・リール・ウェアなどを「結局どれがコスパ最強か」という目線で比べています。価格と仕様はメーカー公式で確認し、確認した時点を記事に書いています。高いリールでも中古で高く売れるなら実質の負担は小さい、というのがブログ名の由来です。 好きな言葉は「コスパ最強」。PADI AOW も持っています。